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「スプリントレースを導入するなら全てのレースに」とF1フランスGP責任者

2021年04月26日(月)17:39 pm

F1フランスGPの責任者を務めるエリック・ブーリエが、F1が将来的にスプリントレース方式予選を導入するのであれば、それは特定のレースだけでなく全てのグランプリで同じように実施すべきだと主張した。

F1では今年3レースでスプリントレース方式予選を試験的に実施することになっているが、もしこれが興行的にうまくいく見込みが立てば、2022年以降正式にそれを導入する可能性が高いと考えられている。

だが、F1最高責任者のステファノ・ドメニカリは、仮に来季以降スプリントレース方式予選を正式導入することになっても、それは全てのレースではなく限られたグランプリだけで行うことになるだろうと語ったことが報じられていた。

ドメニカリはその際、F1グランプリの中でもスプリントレース方式予選を実施するレースはテニスの4大大会のような位置づけになるだろうと示唆している。

だが、かつてロータスやマクラーレンを率いていたことでも知られるブーリエは、母国フランスの『Auto Hebdo(オト・エブド)』に次のように語った。

「未知の世界に飛び込むのではなく、まずは試験導入するというプロセスは評価している」

「しかし、もしそれを維持するのであれば、全てのレースで新しいやり方を適用するべきだよ。我々はF1世界選手権の一員として活動しているわけだし、ルールは同じであるべきだ」

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によると、ドメニカリは長期にわたる交渉の末、スプリントレース方式予選を行うための追加費用として1レースにつき10万ドル(約1080万円)を各チームに補償することで合意したという。

また、チームは今年から導入されたバジェットキャップ(予算上限値)以外に5万ドル(約540万円)の自己資金を使うことができるとともに、万が一スプリントレース中にクラッシュによるダメージが発生した場合には別途20万ドル(約2160万円)まで別途請求することが可能となるという。

こうした進展に対し、あるF1チーム代表は戸惑いを示しながら次のように語ったという。

「今後、何か余分なコストがかかるような場合には、チームたちは常にこのような議論をすることになるだろうね」

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