今シーズンからアルピーヌF1チームへと名を変えるルノーF1は、チーム代表のシリル・アビテブールが離脱したことを発表した。
2020年にルノー本社の新CEOに就任したルカ・デメオによる編成に伴い、2017年からルノーF1チーム代表として活躍してきたシリル・アビテブールがルノーF1チームから完全に離れたとF1公式サイトが報じた。新生アルピーヌF1チームの新CEOには、グループ・ルノーの戦略および事業開発ディレクターのローレント・ロッシが就任した。
シリル・アビテブールは退任にあたり「2016年以来、長年にわたり私を信頼してチームの再参入と再建を任せてくれたグループ・ルノーに感謝している」とコメントし次のように続けた。
「アルピーヌの構築に携わってくれたルカ・デメオに感謝しているよ。新しい形が成功することを願っている」
ルノーCEOのデメオは、「2016年にはランキング9位だったルノーF1チームを昨シーズンには表彰台にまで導いてくれたシリルに感謝したい」と述べた。
2016年にF1へコンストラクターとして復活したルノーF1チームは、未だタイトルからは遠い位置にいるが、2020年はダニエル・リカルド(ルノーからマクラーレンへ移籍)とエステバン・オコン(ルノー)により3回の表彰台を獲得した。
今季は、2005年と2006年にルノーF1チームとともに2度のF1チャンピオンを獲得したフェルナンド・アロンソを迎え、新生アルピーヌF1チームとしてタイトル獲得を目指す。