複数の信頼できるメディアが、レッドブルが2021年に向けてセルジオ・ペレスと契約を結んだと報じている。
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そのうちのひとつはレッドブルのナンバー1ドライバーであるマックス・フェルスタッペンの母国オランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』だ。同紙の記者を務めるエリック・ファン・ハーレンはフェルスタッペンが信頼を置くジャーナリストだと言われている。
さらに、レッドブル・レーシングのオーナーである世界的エナジー飲料メーカーが共同オーナーを務めるドイツの『Speed Week(スピードウィーク)』もこのニュースを報じている。
こうしたことから、このニュースの信憑性はかなり高いと考えられている。
それらのメディアが伝えたところによれば、レッドブルのドライバープログラム責任者として知られるヘルムート・マルコが17日(木)に次のように語ったという。
「明日には決定されることになるだろう」
つまり、早ければ18日(金)にも2021年のレッドブルのドライバーラインアップが正式発表される可能性がありそうだ。
また、伝えられるところによれば、2020年にフェルスタッペンのチームメートとしてフルシーズンを戦ったタイ国籍ドライバーのアレクサンダー・アルボンはリザーブドライバーとしてレッドブルに留まることになると考えられているようだ。
メキシコ出身の30歳のペレスは2021年にアストンマーティンと名前が変わるレーシングポイントがフェラーリ離脱が決まったセバスチャン・ベッテルの獲得に動いたことから今季限りでのシート喪失が決まっており、その去就に注目が集まっていた。
F1で10年の経験を持つペレスはタイヤのマネジメントもうまく、今季は第16戦サヒールGPでメルセデスのミスに乗じてF1キャリア初優勝を遂げるなど、最終ランキングはルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタスのメルセデス勢とフェルスタッペンに次ぐ4位でシーズンを終えている。
もしこれらの報道通りにペレスが来季レッドブルに加わることになれば、フェルスタッペンにとっても手強いチームメートとなりそうだ。