2020年F1第5戦70周年記念GP(シルバーストーン・サーキット、2020年8月7日〜9日)直前、第2戦シュタイアーマルクGPでルノーが抗議していたレーシングポイントのブレーキダクトが2019年のメルセデスと酷似している問題について、FIAはこれを認めた。
レーシングポイントはセルジオ・ペレス(レーシングポイント)とランス・ストロール(レーシングポイント)の各々のクルマに対して200,000ユーロ(約2,500万円)、合計400,000ユーロ(約5,000万円)の罰金、さらに各々のマシンに7.5ポイントずつ、合計15ポイント減算という罰則を科した。
レーシングポイントのドライバー2人のドライバーズポイントはそのままということになった。
また、ハンガリーGPとイギリスGPでの抗議についても認められたものの、レーシングポイントは両方のグランプリでクルマを使用したことについては懲戒処分となった。
レーシングポイントは今週の70周年記念GPでも同様のブレーキダクトを使用する予定だ。
チームは現在、国際スポーツコード第15条に沿って、上訴するかどうかを決定することを検討している。
F1.comはこの件についてチーム代表のオットマー・サフナウアーに問いかけると「不公平だ」と述べたという。