かつてザウバーやベネトンで活躍した元F1ドライバーのJ.J.レートが、ハースのロマン・グロージャンが先週末に行われたF1イギリスGP決勝で見せた危険な走行を批判した。
「あの男のドライビング戦略は理解できなかったよ」
母国フィンランドの『Iltalehti(イルタレティ)』にそう語ったレートは次のように続けた。
「サーキットで走行しているときにブレーキング時にああいう動きをすべきではないよ。大事故につながる可能性もあったんだ」
「生死にかかわることだったし、本当におろかだった」
FIA(F1統括団体の国際自動車連盟)はイギリスGP決勝中に危険な動きを行ったグロージャンに対して“非スポーツマン的行為”があったとして警告を与えている。
一方、レートはハースのオーナーであるジーン・ハースがうわさされているように今シーズン限りでF1からの撤退を決断する可能性もかなりの確率でありそうだと次のように語っている。
「彼(ジーン・ハース)はシーズンが始まる前にすでに言っていたし、現時点ではいい結果が得られていないだけに、非常に大金がかかるプロジェクトにさらに投資する理由はあまり見つけられないよ」