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【動画:F1オーストリアGP】F1プレイバック:ホンダF1、13年ぶりの優勝をもう一度!

2020年07月03日(金)17:51 pm

新型コロナウイルスの流行により、F1を含む世界中のスポーツイベントが延期、あるいは中止を余儀なくされていたが、ようやくF1はオーストリアGP(2020年7月3日(金)〜7月5日(日)決勝レース)から開幕する。夏の開幕という異例のシーズンだ。

●【タイムスケジュール】2020年F1第1戦オーストリアGP

ホンダにとって13年ぶりのF1勝利となった2019年のオーストリアGPは大きな節目となった。何度観ても熱くなるマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)のオーバーテイクショーを振り返っておこう。

■レッドブル・リンク

F1オーストリアGPが現在のレッドブル・リンクで開催されるようになったのは2014年から。全長4.318キロのなかにコーナーが10個しかなく(ターン2はほぼ直線と言ってよい)、1周のタイムが最も短いサーキットとなっている。2019年のポールポジションタイムは1分3秒003のシャルル・ルクレール(フェラーリ)だった。

■13年ぶりのF1優勝を果たしたホンダ

2006年のF1ハンガリーGPでジェンソン・バトン(ホンダF1)が優勝して以来、2015年のF1復帰後では初めて、ホンダが表彰台の頂点に立ったのがこのF1オーストリアGPだった。

2018年までの4年間の最高順位は4位と、表彰台にすら手が届かなかったホンダが、レッドブルとタッグを組むことで開幕戦から表彰台を獲得、そしてこの年9戦目となるここオーストリアで勝利を手にした。

■新世代のバトルが開幕

ただ、この勝利も一筋縄ではいかなかった。

次世代のF1を担うと言われているマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とフェラーリのルクレールは、残り数周となった場面で大バトルを展開。68周目のターン3で並ばれるもトップを守ったルクレールだったが、69周目にスピードを乗せたフェルスタッペンに同じターン3でオーバーテイクされてしまう。このとき両者のタイヤが接触、ルクレールは弾き飛ばされる格好でコースアウトしたのが審議の対象となり、フェルスタッペンの優勝確定には、レース終了後約4時間を要した。

この裁定がこのあとのレースの「基準」となり、翌イギリスGPからはフェルスタッペン、ルクレールだけでなく、全ドライバーが一歩も引かない激しいバトルを展開することとなった。

■フェラーリではなくレッドブルが阻止

2019年は第8戦フランスGPまでメルセデスが連戦連勝していたが、その連勝を9戦目で止めたのはフェラーリではなくレッドブル・ホンダとフェルスタッペンだった。開幕前に好調と思われたフェラーリの勝利は、夏休み明けのベルギーGPまでおあずけとなったのだった。

■全車完走

フェルスタッペンとルクレールが激しいバトルを展開したF1オーストリアGPだが、2019年シーズンで唯一全車が完走したレースとなった。

■【動画:F1リワインド】2019F1オーストリアGP決勝レース ホンダ、13年ぶりの優勝をもう一度!

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