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F1ドライバー移籍にも影響?メルセデスAMGのトップがアストンマーティン新CEO就任決定

2020年05月26日(火)18:51 pm

メルセデスF1チームとアストンマーティンの将来に大きな注目が集まっている。

メルセデスに関しては、すでにしばらく前からF1チームCEOのトト・ヴォルフがレーシングポイントのオーナーであるローレンス・ストロールと手を組んで新たな動きに出るのではないかとのうわさがささやかれ続けている。

ストロールはイギリスの高級自動車メーカーであるアストンマーティンを買収して新オーナーとなったが、ヴォルフも個人的にアストンマーティンの株式を取得したことが明らかとなっている。

こうした中、ヴォルフは少し前にメルセデスの親会社であるダイムラーのオラ・シャレニウス会長と自分の職務に関する話をしていることを認め、母国オーストリアのテレビ局『ORF』に次のように語っていた。

「それは私がチーム代表の契約を延長するかということだけではなく、この合弁会社で我々が何を行おうとしているのかに関しての話し合いだ」

ヴォルフに関しては、2019年9月にダイムラーの新会長に就任したシャレニウスとの関係があまりうまくいっていないようだとのうわさがかなり以前からささやかれている。そして、そのヴォルフがストロールと組んでメルセデスF1チームを買収しようとしているのではないかとも言われている。

ストロールは2021年にはレーシングポイントをアストンマーティンのF1ワークスチームにすることを計画しているわけだが、最新の情報によればアストンマーティンの現社長であるアンディ・パーマーがその職を退き、メルセデスのスポーツカー部門として知られるAMGの責任者を務めているトビアス・ムアスが8月1日付けで新CEOに就任することが決まったようだ。

これをきっかけとして、メルセデスAMGの技術者がアストンマーティンに移籍する可能性もありそうだ。そうなれば、メルセデスエンジンを搭載して戦うことになるアストンマーティンが参戦と同時に大きなパフォーマンスを発揮する可能性も否定はできないだろう。

フェラーリ離脱が決まったセバスチャン・ベッテルはメルセデスのシート獲得を目指しているとうわさされているが、ストロールの巨額の資金に支えられるアストンマーティンに加入する可能性もあるのではないかと考えられているようだ。

ベッテルと同じドイツ出身の元F1ドライバーであるニック・ハイドフェルドは、ベッテルがメルセデスに加入してルイス・ハミルトンのチームメートになるというのは「ほとんど現実的ではないだろう」と『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』に語り、次のように付け加えている。

「それはないと思う。だけど、F1ではいろんなことが起こるし、様子を見ることにしよう」

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