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「フェラーリは本当はあと1秒速く走れるはず」とメルセデスのボス

2020年02月27日(木)19:18 pm

メルセデスF1チームを率いるトト・ヴォルフ(チームCEO)は、フェラーリは本当はあと1秒速く走ることができるのではないかと推測している。

26日(水)にスペインのバルセロナで2回目のF1プレシーズンテストが始まったが、ここまでのところ多くのF1関係者が首をひねっているのは「フェラーリがあまりにも遅い」ということだ。

ここまでにトータル4日にわたってテストが行われているが、フェラーリは中団グループに位置するタイムしか刻んでおらず、フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットも自分たちが開幕戦オーストラリアGP(3月15日決勝)で勝つことはないだろうと弱気な発言をしたことも報じられている。

だがその一方でセバスチャン・ベッテルはフェラーリ2020年型F1マシンは昨年よりもよくなっていると次のようにコメントしている。

「新しいクルマの方がよくなったのは確かだよ。大きく改善されたと感じている。とりわけ高速コーナーではね」

こうしたこともあり、F1関係者やライバルチームの中には、フェラーリはプレシーズンテストでは手の内を見せない作戦をとっているに違いないと考えている者も少なくないようだ。

そして、今年連続7年となるF1タイトル獲得を目指すメルセデスのヴォルフも、フェラーリエンジンを搭載するアルファロメオとハースのスピードを見れば、フェラーリが遅いはずはないと考えている。

「アルファロメオとハースを見ればフェラーリエンジンで何ができるかが分かるよ」

ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』にそう語ったヴォルフは次のように付け加えた。

「フェラーリのトップスピードはあんなものではないよ。恐らく1秒は縮められるだろう」

だが、ビノットはこうした見方に対し、次のように反論している。

「それは正しいコメントではないよ。彼ら(メルセデス)は我々が行っていることをかなりよく知っているようだが、これに関してはそうではないね」

そして、ベッテルもフェラーリには改善すべきことがあると主張している。

「僕たちの目標のひとつはコーナーを速く駆け抜けることができるクルマにすることだった。単に速いだけではなく、タイヤの摩耗も小さくすることがね」

「何かを言えるようになるには2レースか3レース様子を見る必要があるけれど、今よりはいい位置にいたいと思っているよ。でも、シーズンはまだ始まってさえいないんだ」

そう語ったベッテルは次のように付け加えた。

「僕たちが改善できることは分かっているよ」

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