期待の若手日本人ドライバーである角田裕毅(つのだゆうき)に今季F1マシンを初体験するチャンスが巡ってくるかもしれない。
現在レッドブルとそのジュニアチームであるアルファタウリ(旧トロロッソ)にF1エンジンを供給するホンダだが、日本人ドライバーをF1に送り込みたいという希望を持っているのは言うまでもないことだろう。
そして、現在その可能性が最も高いと考えられているのが19歳の角田だ。
ホンダの支援を受ける角田は昨年レッドブルの育成ドライバー入りを果たし、F3選手権に参戦。モンツァでのレース2で優勝するなどの活躍を見せて年間ランキング9位となっている。
そして今年はF1直下のカテゴリーであるF2に名門チームのカーリンから参戦することになっており、その結果いかんではF1への道が大きく開けることが期待されている。
そして、場合によっては今シーズン後半のどこかのレースで角田がアルファタウリから金曜フリー走行1回目に出走する可能性もあると考えられている。
「シーズン前半には金曜日のドライバーは計画にないんだ」
『Speed Week(スピードウィーク)』にそう語ったアルファタウリのチーム代表フランツ・トストは次のように付け加えた。
「その後のことに関しては様子を見ないとね。私は角田裕毅が候補者のひとりだと考えているよ。彼はF3で強さを見せたし、今年はF2に出るからね」