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【決勝レポート】王者ハミルトンがポール・トゥ・ウィンで有終の美!ホンダは3台がポイント獲得/F1アブダビGP

2019年12月02日(月)0:47 am

2019年のF1シーズン最終戦となる第21戦アブダビGPが1日(日)、ヤス・マリーナ・サーキット(1周5.554km)で3日目を迎え、現地時間17時10分(日本時間22時10分)から行われた決勝でメルセデスのルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィンで今季11勝目を飾った。通算では84勝目。

●【決勝結果】2019年F1第21戦アブダビGP決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数

55周で争われるトワイライトレースがスタートするとポールポジションのハミルトンがトップの座を守る一方で、最前列2番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は3番グリッドスタートのシャルル・ルクレール(フェラーリ)にオーバーテイクを許し、3番手に後退する。

一方、11番グリッドからスタートしたトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーはレーシングポイント勢との接触事故によりフロントウイングを失うダメージを受けてしまう。なんとかピットに戻ったガスリーだったがフロントノーズ交換に手間取り、集団から大きく後れて最後尾でのコース復帰となった。

予選で2番手タイムを刻んだバルテリ・ボッタス(メルセデス)は年間規定数を超えるエンジンコンポーネント投入によるグリッド降格ペナルティーで最後尾スタートとなったものの、ラップを重ねるごとに順位を上げていき、レースが10周目を終えた時点ではすでにポイント圏内の10番手にまで浮上した。

レースが13周目に入るところでフェラーリのルクレールとセバスチャン・ベッテルが相次いでピットインし、いずれも一番硬いハードタイヤに交換する。ルクレールはスムーズにコースに戻ったものの、ベッテルはタイヤ交換作業に手間取り、タイムをロスしてしまった。ルクレールは4番手、ベッテルはこの時点で6番手にまで順位を上げていたボッタスの後ろでのコース復帰となった。

フェラーリ勢のピットインで3番手に順位を上げていたアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)も次の周にピットイン。ハードタイヤに交換しベッテルの後ろ7番手でコースに戻った。

26周目に2番手を走行していたフェルスタッペンがピットイン。こちらもスタートタイヤのミディアムタイヤからハードタイヤに交換してルクレールの後方3番手でコースに復帰する。

27周目には独走態勢を築いていたハミルトンもピットインしてハードタイヤに交換。ゆうゆうとトップの座を守ってコースに戻った。この時点ではミディアムタイヤで最後尾からスタートしていたボッタスがすでに4番手に位置していた。そのボッタスも30周目にハードタイヤに交換し、6番手でコースに戻る。

32周目にフェルスタッペンがコース上でルクレールをオーバーテイク。スタート直後に奪われていた2番手の位置を取り戻す。

レースが39周目に入ったところでフェラーリ勢が再び同時ピットインを行い、ルクレールは一番軟らかいソフトタイヤ、ベッテルは中間に位置するミディアムタイヤに交換する。

ルクレールは3番手の位置をキープしてコースに戻るが、この時点で2番手のフェルスタッペンとの差は30秒ほどとなった。この間にボッタスがアルボンをオーバーテイクして4番手に浮上。ベッテルはそのアルボンの20秒後方の6番手に位置した。

13番グリッドからハードタイヤでスタートしていたトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトが41周目にピットロードに入り、ここでミディアムタイヤに交換。クビアトは12番手でコースに戻った。

その後43周目に前を走行していたカルロス・サインツ(マクラーレン)とダニエル・リカルド(ルノー)が相次いでタイヤ交換のためにピットインしたことからクビアトはポイント圏内の10番手に浮上。さらに、クビアトは47周目にニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)をオーバーテイクし、9番手にまで順位を上げた。

レースが残り2周となろうとするところで、ベッテルがアルボンをとらえて5番手に浮上。5番グリッドからスタートしていたアルボンだがここで6番手に順位を下げてしまった。

53周目にはハミルトンが25周以上を消化していたハードタイヤでファステストラップもマーク。ハミルトンはそのまま一度もトップの座を譲ることなく55周のレースでトップチェッカーを受けた。フェルスタッペンが2位、ルクレールが3位でフィニッシュラインを横切り、表彰台を確保した。

レースがファイナルラップに入ったところで、11番手を走行していたカルロス・サインツ(マクラーレン)がヒュルケンベルグをオーバーテイクして10番手でチェッカーを受け、ノーポイントに終わったガスリーに1ポイント差をつけて逆転でドライバーズランキング6位を手中に収めた。

このアブダビGPがF1最後のレースとなるヒュルケンベルグは最後にチームメートのダニエル・リカルド(ルノー)にもオーバーテイクを許し、12位でレースを終えている。

ホンダ勢はアクシデントに見舞われたガスリーが18位でレースを終えることになったものの、フェルスタッペン、アルボン、クビアトの3人がポイントを獲得している。

■決勝トップ10ドライバー(暫定)

優勝/ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2位/マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
3位/シャルル・ルクレール(フェラーリ)
4位/バルテリ・ボッタス(メルセデス)
5位/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
6位/アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
7位/セルジオ・ペレス(レーシングポイント・メルセデス)
8位/ランド・ノリス(マクラーレン・ルノー)
9位/ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)
10位/カルロス・サインツ(マクラーレン・ルノー)

2020年のF1開幕戦オーストラリアGPは、2020年3月13日(金)に開幕。決勝は同15日(日)に行われる。

●【決勝レース・ハイライト動画】レッドブル・ホンダ2位!ハミルトン完勝!/F1最終戦アブダビGP

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