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【ハースF1】オーナーが将来に“疑念”を抱いているのは確かだとチーム代表

2019年11月11日(月)18:12 pm

ハースF1のチームオーナーであるジーン・ハースがどうやら今後に向けて不安を感じているようだ。

2016年にF1参戦を開始したアメリカンチームのハースだが、2016年と翌2017年をコンストラクターズランキング8位で終えると、3年目の2018年には一気に5位に浮上。

F1参戦開始にあたってフェラーリと技術提携契約を結ぶなど、これまでの新規参戦チームとは異なる準備を進めてきたことが功を奏して順調にF1でのステイタスを高めてきていた。

ところが、4シーズン目の今季は公式タイヤサプライヤーのピレリが供給する2019年仕様タイヤにうまく対応できず、現時点ではランキング9番手に沈んでしまっている。

ハースのチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、今季のF1第19戦アメリカGPが開催されたオースティンにおいてジーン・ハースと話し合いの機会を持ったことを明らかにし、カリフォルニアのモータースポーツ誌『Racer(レーサー)』に次のように語った。

「彼が最大の問題だととらえているのは我々のパフォーマンスだ」

「それによって金を儲けることができなければF1での状況に満足するものなどいないだろう。巨額の投資だからね」

F1オーナー、FIA(F1統括団体である国際自動車連盟)、各F1チームの間で結ばれている現在のコンコルド協定ではコンストラクターズランキング順に収益分配割合が決まっており、下位に沈んでしまえば取り分はごくわずかとなってしまう仕組みとなっている。

そして、F1チームたちは今後2021年から導入される新しいルールのもとでのコンコルド協定締結に向けて検討を進めることになる。その新しいルールでは収益分配システムもこれまでとは異なるものが導入されることになる予定だ。

NASCARにも共同オーナーとしてチームを送り込んでいることで知られるジーン・ハースが2021年以降もF1を続けるつもりかどうか尋ねられたシュタイナーは次のように答えた。

「彼も優秀なビジネスマンのようなものなんだ。彼にはどうすべきかを再考する必要がある。だが、彼はそれに関してネガティブではないよ」

「彼がほかの人たち同様疑念を抱いているのは確かだし、そんなことは初めてのことだよ。だが、それはビジネスとして当然のことさ」

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