ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)が、2020年に向けてハースが選択肢のひとつであることを認めた。
今季限りでルノーのシートを失うことが確定しているヒュルケンベルグだが、2020年にはハースに移籍する可能性が高いとうわさされている。
実際のところ、ハースではすでにケビン・マグヌッセンとの契約を延長することを決定しており、現時点では2020年の空きシートはひとつだけとなっている。
そして、ハースのチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、そのシートに座ることになるのは、ハースがF1参戦を開始した2016年からずっとドライバーを務めてきたロマン・グロージャンかヒュルケンベルグのいずれかになるだろうとしている。
最近のうわさによれば、ハースは今週末に今季の第15戦が開催されるシンガポールで、来季マグヌッセンのチームメートを務めるドライバーを発表することになると考えられているようだ。
こうした状況のもと、ヒュルケンベルグは母国ドイツのテレビ局『RTL』に次のように語った。
「ギュンターと僕はずっといい関係にあったんだ」
「ハースがF1に来る前、僕は彼らと契約する寸前のところまで行っていたんだ。だけど、最終的に僕はフォース・インディア(現レーシングポイント)にとどまることに決めたんだ」
「だから、僕はこれまで彼(シュタイナー)と一緒に仕事をしたことはない。だけどどんなことだって変わることはある。僕はそれを心配などしていないよ。僕の旅がそこ(ハース)に到着するのか、あるいはどこか違うところなのか、そのうち分かるさ」
これまで具体的にハースとの交渉について言及することはなかったヒュルケンベルグがこうしたコメントを行ったということは、ハース移籍がかなり濃厚になったことを示すものだと受け止めてもいいのかもしれない。
そうなった場合にはグロージャンが今季限りでシートを失うことになるわけだが、グロージャンに関しては来季以降はフォーミュラEに転向する可能性が高いとうわさされている。