NEXT...F1開催スケジュール

【FP1レポート】5番手のアルボンを筆頭にホンダ勢全4台がトップ10入り/F1イタリアGP

2019年09月06日(金)20:18 pm

2019年F1第14戦イタリアGPが9月6日(金)、モンツァ・サーキット(全長5.793km)で開幕。現地時間11時(日本時間18時)から行われたフリー走行1回目でフェラーリのシャルル・ルクレールがトップに立った。

●【FP1結果】2019年F1第14戦イタリアGPフリー走行1回目、タイム差、周回数

今年のイタリアGP最初のセッションはウエットコンディションとなり、ドライバーたちは路面の水量が多いときに用いるウエットタイヤで走行を開始していく。

セッション開始時にはそれまで降り続いていた雨もほとんどやんでいたが、まだ路面状況も悪く、ドライバーたちもタイム計測ラップを行うことなく慎重な走行を続ける展開となる。

だが、セッション開始から8分ほどが経過したところでは雨がほとんどやんだ状態となり、このタイミングでマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が水量が少ないときに使用するインターミディエイトタイヤでコースインし、その感触をチェックする。

そしてセッション開始15分の時点でインターミディエイトタイヤに履き替えたマクラーレンのランド・ノリスが今日最初のタイムを刻むと、その後ほかのドライバーたちもインターミディエイトタイヤでのタイム計測を開始していく。

ところがセッション開始から25分ほどが経過したところでアルファロメオのキミ・ライコネンがパラボリカと呼ばれる最終コーナーでグリップを失ってコースオフ。ライコネンはそのままコース左側のタイヤバリアにマシンをぶつけてストップしてしまい、ここで赤旗が振られてセッション中断となる。

そのライコネンのクラッシュの直後にはマクラーレンのカルロス・サインツがターン10の立ち上がりでコントロールを失い、コース上でスピンを喫するシーンも見られていた。

残り57分でセッションが再開されるが、その3分後に今度はレーシングポイントのセルジオ・ペレスが先ほどのサインツと同じ場所でスピン。ペレスはコース左側のウォールにリアから激突し、マシンに大きなダメージを負ってしまう。ここでまた赤旗が振られ、2回目の中断となる。

90分のセッションが残り47分となったところでセッションが再開される。この頃には路面状態もかなり改善されてきていたが、まだ路面の水量が多い箇所も残っており、ドライバーたちはインターミディエイトタイヤでの走行を継続する。

そしてここでレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがトップタイムを刻み、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトが2番手で続く展開となる。

ところがセッション開始から50分が経過したところで前戦ベルギーGPからトロロッソに戻ったピエール・ガスリーがコース上にストップ。ここで3度目の赤旗が振られた。

ガスリーはスピンして縁石に乗り上げてしまい、そこでクルマを動かせない状態に陥っていたが、コースマーシャルの手助けにより自力で走行を再開させることができ、この赤旗中断は3分ほどで解除された。

その後もしばらくインターミディエイトタイヤでの走行が続けられ、セッションの残り時間が15分に近づいた頃にはメルセデスのバルテリ・ボッタスがトップタイムを刻んだ。

そして、セッションの残り時間が10分を切ったところでフェラーリ勢がここに持ち込まれたドライタイヤの中で中間に位置するミディアムタイヤでコースイン。マクラーレン、レッドブル・ホンダ、トロロッソ・ホンダ勢などは一番軟らかいソフトタイヤに履き替えてセッション終盤の走行に臨んでいく。

ここで、前戦ベルギーGPでF1キャリア初優勝を達成したルクレールがその勢いを保つように1:27.905のトップタイムをマーク。2番手3番手にはサインツ、ノリスのマクラーレン勢が続いた。

3度赤旗が掲示される荒れた展開となったセッションだが、ホンダエンジン勢ではアレクサンダー・アルボン(レッドブル)が最上位の5番手、クビアト(トロロッソ)が6番手、フェルスタッペン(レッドブル)が7番手、ガスリー(トロロッソ)が10番手と、4台すべてがトップ10入りを果たしている。

■フリー走行1回目トップ10ドライバー

トップ/シャルル・ルクレール(フェラーリ) 1:27.905
2番手/カルロス・サインツ(マクラーレン・ルノー) 1:28.211
3番手/ランド・ノリス(マクラーレン・ルノー) 1:28.450
4番手/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:28.730
5番手/アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ) 1:29.025
6番手/ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ) 1:29.960
7番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 1:30.100
8番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:30.5507
9番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:30.596
10番手/ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ) 1:30.695

F1イタリアGPフリー走行2回目は、このあと日本時間22時から始まる。

●【FP1ハイライト動画】ホンダ好調!フェラーリが母国でトップタイム/F1イタリアGPフリー走行1回目

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック