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【ル・マン・テストデー】トヨタが1-2で順調 ハートレーもリザーブとして初参加

2019年06月03日(月)12:30 pm

6月2日(日)、フランス・ル・マンのサルト・サーキットで、来たる24時間レースに向けたフルコースでのテストが実施され、TOYOTA GAZOO Racingは、連覇に向け、順調に準備作業を進めた。

例年ル・マンレースへ向けたプレイベントとして行われるこのテストは、公道を含めた1周13.626kmのサルト・サーキットをレースウィーク以外で走る唯一の機会だ。この日は8時間にわたって走行セッションが設けられ、FIA世界耐久選手権(WEC)2018ー2019年スーパーシーズンの最終戦となる一戦へ向け、非常に重要な準備のためのセッションとなった。

セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、フェルナンド・アロンソの3名が駆るTS050 HYBRID 8号車が、ブエミのマークした3分19秒440でこの日の最速タイムを記録。チームメイトのマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの7号車は、コンウェイが8号車から0.809秒遅れとなる3分20秒249で2番手タイムをマークした。

このテストデーに記録されたTS050 HYBRIDのラップタイムは、性能調整によりTS050 HYBRIDの最低重量が10kg増加した影響もあり、昨年のテストデーでのタイムに対して僅かに後れを取ることとなった。

晴れ渡った空と30℃に到達した気温という申し分ない天候の下で、チームは空力やハイブリッド・ブーストなど、広範囲にわたるセッティング作業を行った。チームはこの好天を活かして2台のTS050 HYBRIDの合計で220周、2998kmを走破した。

2週間後に待つ今年のル・マン24時間レースに参加するためには、過去のル・マンの勝者であっても、このテストデーで最低3周の計時走行をこなす必要があります。TOYOTA GAZOO Racingの全てのドライバーがこの規定を満足する周回を問題なく行った。

来季よりTOYOTA GAZOO Racingのレギュラードライバーとして加わることが発表されている、ル・マン勝者でもあるブレンドン・ハートレーも、この大会でレギュラードライバーになにかあったときのリザーブドライバーとしてこの基準を満たすべくTS050 HYBRIDで走行。彼にとっては公式なセッションで、初めてTS050 HYBRIDをドライブする機会となった。

チームはこのままル・マンに留まり、4日(火)に1周4.14kmのブガッティ・サーキット(サルト・サーキットの一部である常設サーキット)でのシェイクダウン・テストを行う。本格的なル・マンのレースウィークは、9日(日)にドライバーと車両が参加してル・マンの市街地で行われる公開車検で幕を開ける。

■WEC第8戦 ル・マン24時間 テストデー結果(LMP1クラス・TOP3)
順位/No./ドライバー/チーム(車種)/周回/ベストタイム
1/8/中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ、ブレンドン・ハートレー/TOYOTA GAZOO Racing(
トヨタ TS050 HYBRID)/108/3:19.440

2/7/小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス、ブレンドン・ハートレー/TOYOTA GAZOO Racing(
トヨタ TS050 HYBRID)/112/3:20.249

3/1/ニール・ジャニ、アンドレ・ロッテラー、ブルーノ・セナ/レベリオン・レーシング(レベリオンR13・ギブソン)/77/3:21.323

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