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ニキ・ラウダ、F1スペインGPでも現場復帰ならず

今季のF1第5戦スペインGP（12日決勝）が行われる今週末のバルセロナでもメルセデスF1チームの非常勤会長を務めるニキ・ラウダの姿を見ることはできないようだ。

昨年の夏に肺の移植手術を受けた伝説的元F1ドライバーのラウダだが、昨年の終わり頃には今季開幕戦からレースに顔を出すためにリハビリに取り組んでいると伝えられていた。

最近ではあまり容体に関する情報が伝えられることもなくなったが、メルセデスF1チームを率いるエグゼクティブディレクターのトト・ヴォルフは、今季のF1ヨーロッパラウンドが始まるスペインにもラウダが現れることはないと認めている。

ラウダとヴォルフの母国であるオーストリアの『Osterreich（エステルライヒ）』から、いつ頃ラウダが現場復帰できる見込みなのかと質問されたヴォルフは、「まだそれを話題にできる段階ではない」と答え、次のように付け加えた。

「ニキがいないのはさびしいし、できる限り早く戻ってきてくれることを期待しているよ」