今季はアルファロメオ・レーシングというチーム名で戦うことになるザウバーの2019年型F1マシンが14日(木)にイタリアのフィオラノ・サーキットで初走行を行った。
■アルファロメオのフロントウイングは「革命的」
アルファロメオとしての正式な新車発表は18日(月)から今年最初の公式プレシーズンテストが行われるバルセロナで行われることになっており、14日のシェイクダウン走行においては2019年型マシンにカモフラージュのための特別カラーリングが施されていた。
そして、その映像を見たF1関係者は特にそのフロントウイングに注目したようだ。
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、それはほかのチームのクルマには見られない「革命的」なものだと報じている。
実際にそのアルファロメオF1マシンがどれほどの力を発揮するのかは18日から始まる公式プレシーズンテストまで待つしかないのは事実だ。
だが、今季キミ・ライコネンとともにそのマシンを駆ることになるアントニオ・ジョビナッツィは母国イタリアのテレビ局『Sky Italia(スカイ・イタリア)』に次のように語った。
「昨シーズン終盤にはかなりの進化を示すことができていた。だからそこからスタートできると期待しているよ」
■慎重な姿勢を崩さぬマクラーレンのサインツ
一方、14日(木)にはマクラーレンがオンラインで2019年型車発表を行っている。
メディアは、そのマクラーレン2019年型車MCL34はかなりよさそうだと考えているようだ。
スペインの『Marca(マルカ)』はそのマシンについて次のように報じている。
「マクラーレンは1年で2年分のジャンプを果たしたように見える」
だが、昨年限りでF1を引退したフェルナンド・アロンソの後任として今季からマクラーレンでドライブすることになるカルロス・サインツは、「この時点で目標を設定するのは間違いだと思う」と語り、次のように付け加えている。
「このクルマは1週間前にスタートさせたばかりだし、これから一歩ずつ進んでいくことになる」