ニッサン/ニスモのエースドライバーとしてスーパーGTで活躍してきたレーシングドライバー本山哲が「GT500から引退」し、エグゼクティブアドバイザーに就任したことを発表した。
本山哲は、1997年にGT500デビューして以来22年間、3度のシリーズタイトル、16勝をニッサン/ニスモにもたらしてきた。
Many thanks and congratulations on an amazing career @SatoshiMotoyama.
183 races | 7 poles | 47 podiums | 1093 points | 16 wins | 3 Championships@Nissan racing legend! #NISMOnation pic.twitter.com/TReRb1mULs— Nissan NISMO (@NISMO) 2019年2月9日
本山は「レースに勝つことへのモチベーションは失っていない」とし、今後もチャンスがあれば「レースは続けていきたい」と述べた。また、ニッサンのサポートはもちろん、若手の育成にも意欲を見せた。
星野一義は「テクニックは僕より速かったから言うことはなかった」とし、ドライバーとしての能力を絶賛した。
また星野は、テスト・車両開発の能力を卓越していると絶賛し、ニッサン/ニスモにはなくてはならない存在、そして自分が降りて後を継いでもらいたいと考えていると太鼓判を押した。
チームメートとして一緒に走ってきたミハエル・クルムは「F3の時から速いドライバーだと思っていた。チームメートとして一緒に走るとプレッシャーを感じた。一緒に走れて自分もドライバーとして成長できた。これからも外から一緒に働きましょう」と感謝を述べた。
各関係者からのメッセージを受け取った本山は、「まだ実感はないし、やり尽くしたとも思っていないので、これからも貢献していきたい」と今後に意欲を示した。