今年マクラーレンでF1デビューを飾るランド・ノリスが、チームメートのカルロス・サインツに勝つことを目指していくと語った。
マクラーレンの育成ドライバーである19歳のノリスは、ルノーから今季マクラーレンへと移籍してくるサインツとチームを組むことになる。
2015年にトロロッソでF1デビューを飾ったサインツは、今年で5年目のF1シーズンを迎えることになる。経験値という意味ではサインツに分があることは否めないだろう。
だが、イギリス出身のノリスはフランスの『Auto Hebdo(オト・エブド)』に次のように語った。
「ドライバーなら誰でもチームメートをやっつけようとするものさ。彼も間違いなく同じことをしようとするだろうね」
「すべてのレースで彼やほかのどのドライバーたちにも勝てるのが理想だよ。でも、そうはなりそうにないけどね」
「僕はカルロスやほかのドライバーたちから学ぶ必要がある。僕にとっては初めての年だし、うまくやることができない部分だってあるだろうからね」
ノリスはこれまでジュニアカテゴリーのフォーミュラ・ルノーやヨーロッパF3選手権でタイトルを勝ち取ってきた経験を持っている。だが、昨年挑戦したF2選手権では今季ウィリアムズからF1デビューすることが決まっているジョージ・ラッセルに敗れ、ランキング2位に終わってしまっている。
そのことについてコメントを求められたノリスは、次のように答えた。
「ある意味で、去年はすごくいい年だったよ。常に僕が勝つことはできないということを学べたからね」