ニキ・ラウダ(メルセデス/非常勤会長)が再び入院し、現在集中治療を施されている。
現役時代に3度F1王者となった伝説的元F1ドライバーでもあるラウダだが、2018年8月に肺の移植手術を受けた後、昨年末にイビサ島にある自宅に戻ったことが明らかとなっていた。
だが、ラウダの母国オーストリアの『Kronen Zeitung(クローネン・ツァイトゥング)』紙が報じたところによれば、ラウダはインフルエンザを患ってしまい、再び移植手術を受けたウイーンの病院へ再入院したという。
その記事には関係者のコメントが引用されているが、それによれば大規模な手術を受けたラウダの免疫システムが弱ってしまっていたことがインフルエンザの症状をかなり重くしてしまっているようだ。
ラウダが入院したAKH病院の広報担当者は次のように語っている。
「彼の家族にインフルエンザにかかった者がいた。そして彼は我々の集中治療ユニットで治療を受けている」
だが、オーストリアの『Osterreich(エステルライヒ)』紙によれば、ラウダは「3日か4日」で退院できるはずだとしている。
「ラウダがウイーンへ戻らなくてはならなかったのは、イビサ島には肺の移植に詳しい専門家がいなかったためだ」
そう報じた『Osterreich(エステルライヒ)』は次のように付け加えている。
「新年早々の状況はかなり深刻なものだった。だが、ラウダはすでにかなり回復している」