2018年F1シーズン全21戦の中で、見応えのある激しいバトル・トップ10を公式サイトF1.comが紹介している。
全21戦の中でもマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のバトルの巧さが目立っている。
■【10】F1ドイツGP ボッタス vs ハミルトン
ルイス・ハミルトン(メルセデス)の勝利。
先行するハミルトンがインサイドを抑え、アウトサイドに並んだバルテリ・ボッタス(メルセデス)がクロスラインを通りインサイドからオーバーテイクを試みたが、ハミルトンの加速が良く逃げ切った。
■【9】F1シンガポールGP ルクレール vs ガスリー
シャルル・ルクレール(アルファロメオ・ザウバー)の勝利。
先行するピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)はグリップ力のなくなったハイパーソフト(ピンク)を、追い上げるシャルル・ルクレール(アルファロメオ・ザウバー)は一段階硬い新品ウルトラソフト(パープル)を履いて左右から揺さぶる。ガスリーはタイヤスモークを上げながら必死に守るが、加速でオーバーテイクされた。
■【8】F1ロシアGP ハミルトン vs ベッテル
ルイス・ハミルトン(メルセデス)の勝利。
ブレーキングで先行するセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)のインサイドにズバッと飛び込んだルイス・ハミルトン(メルセデス)が華麗にオーバーテイクを決めた。
■【7】F1アブダビGP フェルスタッペン vs オコン
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の勝利。
先行するエステバン・オコン(フォース・インディア)のインサイドにマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が一気に切り込んで、やや接触があったようにも見えた。その後の長い直線ではオコンの加速が良く再び抜き返し、インサイドを抑える。フェルスタッペンはアウトサイドから抜くと見せかけてオコンをアウトに動かした直後、すぐにインサイドに飛び込みオーバーテイクを決めた。
■【6】F1イタリアGP ハミルトン vs ライコネン
キミ・ライコネン(フェラーリ)の勝利。
先行するキミ・ライコネン(フェラーリ)をストレートでルイス・ハミルトン(メルセデス)がオーバーテイク。しかしその後、ライコネンも負けじとアウト側からオーバーテイク。その瞬間、モンツァはティフォシの大歓声に包まれた。
■【5】F1イギリスGP ベッテル vs ボッタス
バルテリ・ボッタス(メルセデス)の勝利。
先行するバルテリ・ボッタス(メルセデス)を左右からセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が狙う。しかしボッタスはその都度守り切り、完璧な仕事をやり遂げた。
■【4】F1アブダビGP オコン vs グロージャン vs バンドーン
ストフェル・バンドーン(マクラーレン・ルノー)の勝利。
先行するストフェル・バンドーン(マクラーレン・ルノー)のイン側にロマン・グロージャン(ハース)が飛び込んでオーバーテイク。その直後、後方のエステバン・オコン(フォース・インディア)も加わり三つ巴の戦いに。スリーワイドになって飛び込んだコーナーで最後に勝ったのはバンドーンだった。マクラーレンは無線で「メガジョブ、メガ(すごい仕事だ)」とバンドーンを讃えた。
■【3】F1イギリスGP ライコネン vs フェルスタッペン
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の勝利。
先行するマックス・フェルスタッペン(レッドブル)をキミ・ライコネン(フェラーリ)がインサイドからオーバーテイク。しかしその後の複合コーナーで再び並んだフェルスタッペンが抜き返した。
■【2】F1アメリカGP ハミルトン vs フェルスタッペン
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の勝利。
先行するマックス・フェルスタッペン(レッドブル)をルイス・ハミルトン(メルセデス)が狙う。しかし、フェルスタッペンはアクセルを緩めることなくバトルし、ハミルトンが珍しくコースアウトしてしまった。
■【1】F1アゼルバイジャンGP リカルド vs フェルスタッペン
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の勝利。
レッドブルのチームメートバトル。先行するマックス・フェルスタッペン(レッドブル)をダニエル・リカルド(レッドブル)が一度はオーバーテイク。しかしフェルスタッペンも諦めずに次のコーナーでインサイドに飛び込み無理矢理ドアをこじ開けた。