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日本人F1ドライバー誕生なるか? 3人が昇格したF2は激戦。F1は実績がなければ昇格できないシステムに

2018年11月27日(火)10:46 am

2018年FIA F2のランキング上位3名が、2019年のF1へ昇格することが決まった。

F2チャンピオンを獲得したメルセデス育成のジョージ・ラッセル(20歳)は、ウィリアムズから参戦。F2ランキング2位のランド・ノリス(19歳)はマクラーレン・ルノーから、そしてF2ランキング3位だったアレクサンダー・アルボン(22歳)はトロロッソ・ホンダから参戦する。

■ポイント制が貢献

FIA(国際自動車連盟)は、実力ある若手が埋もれてしまい、お金持ちのドライバーがF1に参戦しやすかった状況を打破すべく、F1参戦のためのスーパーライセンスをポイント制に切り替えた。これにより、下位カテゴリーで優秀な成績を収めなければF1には上がれないシステムとなったのだ。

このシステムにより、2019年にはF2から上位3人もの若手がF1デビューを飾ることが決定し、観客や視聴者は実力あるドライバーたちの戦いをコース上で見ることができるようになる。F1が面白くなる要素が増えたというわけだ。

■日本人F1ドライバーにも期待

F1を目指す日本人ドライバーにも注目したい。2019年のF2には、ホンダ育成の松下信治(25歳)が復帰することが発表された。GP2時代も含め、F1直下のシリーズへの参戦は4年目となり、正念場とも言えるだろう。

2018年F2に参戦していた牧野任祐(21歳)は1勝したもののランキング13位、福住仁嶺(21歳)は最高位6位のランキング17位だった。

2018年スーパーフォーミュラとスーパーGTの2冠を獲得した山本尚貴(30歳)は、スーパーライセンス獲得要件を満たしている。F1最終戦アブダビGPを訪問してあらためてF1への思いが再び強くなったと公で語っているが、現時点で海外レース参戦の発表はされていない。

ホンダは、2019年はトロロッソに加え新たにレッドブルにもPUを供給する。新人にもチャンスがあり、さらにF1で勝つチャンスも現実的になった。ホンダは日本人が戦える舞台を用意してくれた。あとは日本人ドライバーたちが実力と能力を駆使して這い上がるだけだ。

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