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来季のF1残留チャンスが消えたオコン 2020年はメルセデスの正ドライバーに?

2018年11月25日(日)13:35 pm

メルセデスF1チームを率いるトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)が、エステバン・オコンにまつわる最近のうわさに関してコメントするのは時間の無駄だと主張した。

有能な若手ドライバーとして高い評価を受けているフランス人ドライバーのオコンだが、フォース・インディアのオーナー交代に伴って今季限りでそのシートを失うことが確定している。

そのオコンは前戦F1ブラジルGP決勝においてトップを走行していたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とクラッシュ。これに激怒したフェルスタッペンがレース後にオコンの胸を突き飛ばした事件がメディアのトップを飾ったのは記憶に新しいところだ。

■メルセデスはすでにオコンに2020年の起用を約束?

周回遅れとなっていたオコンが無理にフェルスタッペンを追い抜こうとして起きたクラッシュに関して、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、あれはメルセデスとの契約下にあるオコンがハミルトンを援護するために行ったものだと示唆。フェルスタッペンは「すでにメルセデスと2020年の契約を結んでいるドライバー」によって優勝を盗まれてしまったと語っていた。

この件について質問を受けたヴォルフは、フィンランドの『C More(セイ・モレ)』に次のように答えた。

「たとえ1秒であろうと、マルコが言ったことにコメントするのは時間の無駄だよ」

メルセデスでは2019年もルイス・ハミルトンとフィンランド出身ドライバーのバルテリ・ボッタスがドライバーを務めることになっているが、ボッタスの契約は1年となっており、2020年には若手のオコンと入れ替えられる可能性も十分にあると考えられている。

■来季はメルセデスのリザーブを務めるオコン

オコンも2019年のF1シートを獲得するためにウィリアムズと交渉を行ってきていたが、ウィリアムズは最終的にロバート・クビサ起用を発表。

メルセデスはオコンを2019年に自分たちのワークスチームのリザーブドライバーに迎えることを発表している。

「ウィリアムズが財政的問題を抱えており、彼らが一定の予算を確保する必要があることは分かっていたんだ」

母国フランスの『L’Equipe(レキップ)』にそう語った22歳のオコンは次のように付け加えた。

「だけど、それで世界が終わるわけじゃないよ。僕は今後もパドックにいるし、F1での仕事を続ける。2020年に復帰するという目標を持ってね」

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