メルセデスのバルテリ・ボッタスが、たとえ夏休み中といえどもF1に関するニュースが耳に入るのを防ぐことなど不可能だったと語った。
来季もメルセデスで走ることが確定しているフィンランド出身ドライバーのボッタスは先週末には自分が主催したデュアスロン大会に出場していた。
その際、最近のドライバー移籍に関するニュースに関して質問されたボッタスは、笑いながら「特にニュースに注意を払っていたわけじゃないけれど、それでも僕の耳に潜り込むように入ってきたよ」と答えると次のように続けた。
■サインツにとってはチャンス
「ダニエル・リカルド(レッドブル)は重大な決断をしたね。彼は自分の置かれた環境を完全に変えて、新しい挑戦を開始したいと思っているんだ」
「フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)はF1で長きにわたって素晴らしい成果を収めてきたけれど、どこかの時点で、もうやめる時が来たということを悟ったんだ。そして、カルロス・サインツ(ルノー)が彼の後を引き継ぐことになるけれど、この変化は彼にとってはいいことなんじゃないかな」
■ボッタスは今後ハミルトンのサポート役に?
一方、現時点でドライバーズランキングトップに立つチームメートのルイス・ハミルトンにすでに81ポイント差をつけられてランキング4番手に位置しているボッタスは、今後すぐにハミルトンのタイトル獲得をサポートする役目をチームから指示されることになるだろうと考えられている。
シーズン後半における自分の役割についてどう考えているかと尋ねられたボッタスは次のように答えた。
「実際のところ、僕は数字的にチャンスが残されている限り、タイトルを狙って戦い続ける決意をしている。チームがそういう決断をしない限り、それは変わらないよ」
「もちろん、メルセデスとしての利益の方が個人的なものよりも重要なんだ。だからその決断は僕ではなく、チームが出すことになるのさ」とボッタスは付け加えている。