元F1ドライバーのフェリペ・マッサが、ランス・ストロール(ウィリアムズ)の最近のコメントに「むかついた」と認めた。
2017年シーズン限りでF1を引退したマッサだが、ウィリアムズで迎えた最後のF1シーズンではその年にF1デビューを飾った当時18歳のストロールの“指導者”役でもあったと理解されていた。
だが、ストロールは最近、「彼(マッサ)からはまったく何の指導も受けなかった」とコメント。
これに対し、マッサは母国ブラジルの『Globo(グローボ)』に次のように語った。
「僕は彼(ストロール)のために、ミハエル・シューマッハが僕にやってくれたことより多くのことをしてやったよ。それでも、彼(シューマッハ)は僕の先生だった」
「控えめに言っても、僕は彼のために大いに尽くしたよ。僕が初めて会ったとき彼はまだ7歳だった。だから彼を保護し、助けることは僕にとって喜びでもあったんだ」
マッサは、今回のストロールの発言によって自分が裏切られたような気持ちになっていると次のように続けた。
「彼のペースには大きな問題があったし、F1カーの理解にも苦しんでいた。僕は彼のすぐそばにいたし、たくさん話をし、これまで誰もドライバーのためにやったことがないようなやり方で彼を助けていたよ」
「あのコメントを目にしたとき僕が怒ったのはそれが理由さ。僕は彼があんなことを言うなんて想像もしていなかったからね」
そう語った37歳のマッサは次のように付け加えた。
「だけど、僕たちはお互いに何の問題もないよ」