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【ウィリアムズ】今季のF1マシンの問題解決にはもっと時間が必要

2018年06月16日(土)8:15 am

ウィリアムズのチーフテクニカルオフィサーを務めるパディ・ロウが、現在のウィリアムズF1マシンが抱えている問題を解決するためにはもっと時間が必要だと語った。

モントリオールで行われた前戦F1カナダGPを終えたウィリアムズのセルゲイ・シロトキンは、ウィリアムズの2018年型マシンは全体の中で一番遅かったと認めていた。

■シーズン序盤から同じ問題を抱えるウィリアムズ

「カナダで我々が抱えた問題は、今シーズン序盤から抱えてきたものと同じなんだ」

そう語ったロウは次のように付け加えた。

「できる限り早急にその問題に対処したいと思っている。問題は空力に関連するもので、それを解決するには時間がかかるんだ」

「原因は理解できているが、問題を取り除くのは簡単なことではないからね」

■不振によりチームの士気にも影響が

ロウはさらに、現在はチーム全体が困難な局面に置かれていると次のように続けた。

「全員にとって厳しい時期となっているが、サーキットに来ているレーシングチームにとってはとりわけ厳しい状況だ。クルマが速かろうが遅かろうが、やらなくてはならない仕事量は同じだからね」

「士気を保ちながら働くことが重要なんだが、クルマに明らかに問題がある場合にはそうするのは難しいことなんだ」

■2人の若手ドライバーの姿勢に問題はない

しかしロウは、今季F1デビューを飾ったロシア人ドライバーのシロトキンも2年目のF1を迎えたカナダ人ドライバーのランス・ストロールも非常にいい姿勢で取り組んでいると主張している。

「彼らのやる気やエネルギーに足りないものはないよ」

「困難な状況を迎えると、ドライバーの中には怒りっぽくなる者もいるし、そうなると全員に感情的な影響を与えてしまうんだ」

「特に、私はある優秀なドライバーと仕事をしたことがある。彼は多くのレースで勝利を飾りタイトルも複数回獲得している。彼はレースの最後に自分が考えていることを何でも口にしていたよ。つまり、いろんな状況下において、いろんな態度を示すドライバーがいるということだ」

そう語ったロウは次のように付け加えた。

「だが、ここではそういうことは起きないよ。私にはそれを心配する必要などないんだ」

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