メルセデスF1チームを率いるトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)が、今年のモナコGPの優勝候補はレッドブルだろうと語った。
■モナコではレッドブルが強いはずだとヴォルフ
前戦スペインGPではルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスが1-2フィニッシュを決めたメルセデスだが、ヴォルフは今週末に行われる今季の第6戦モナコGP(27日決勝)でそれを再現できるとは考えていないようだ。
「ものすごく心配しているよ」
モナコGPに向けてそう語ったヴォルフは次のように続けた。
「これまでの数年においても自分たちによく合うサーキットもあれば、何らかの理由によりそうではなかったサーキットもあった。なぜ我々のクルマがモナコで速く走ろうと思わないのか、その具体的な理由はつかめていないんだ」
ヴォルフは、今年のモナコではレッドブルが優勝候補となりそうだと次のように付け加えている。
「レッドブルは低速コーナーでは速いし、(モナコでは)ストレートでの速さはそれほど重要ではないからね」
■モナコはチャンスだとホーナー
レッドブルのF1マシンは空力性能が非常に高いという定評がある。レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーもモナコではチャンスがあるはずだと次のように語った。
「このクルマはバルセロナの第3セクターですごく速かった。これはモナコに向けてのいい兆候だよ」
「我々にとっては大きなチャンスになるね」
■改良パーツが機能すれば速いはずだとフェルスタッペン
前戦スペインGPで3位となり今季初表彰台に上ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)もモナコに向けて自信を抱いているようだ。
「バルセロナでのクルマの感触はよかったよ。フロントもリアもグリップが増している。だけど、改良パーツを装着して走ったのはまだ1レースだけだ」
そう語ったフェルスタッペンは次のように付け加えた。
「それらすべてがどれほどうまく機能するかが分かるのはこれからだよ」