マクラーレンが“本当の2018年型F1マシン”を今季のF1第5戦スペインGP(5月13日決勝)に投入することを認めた。
2015年から3年間に及んだホンダとの関係を解消して今季からルノーPU(パワーユニット)にスイッチしたマクラーレンだが、シーズン序盤には当初期待していたようなパフォーマンスを発揮することができていない。
だが、マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエがこのほどドイツの『Speedweek(スピードウィーク)』に次のように語った。
「我々が想像していたような2018年型車をスペインに持ち込むよ」
「理想から言えば、それをオーストラリア(開幕戦)に持ち込みたかったのだが、そうはできなかったんだ。だから、我々はこれまで2017年型車の改良版を使っていたんだ」
「我々は最初から自分たちの選択肢が限られていることは分かっていたんだ。とりわけ予選ではかなり不満の残るものだったがね」
スペインではついに2018年の“Bカー”が登場することになるわけだが、マクラーレンはそこから本来望んでいたようなパフォーマンスが発揮できるようになるのかと尋ねられたブーリエは、「約束することよりも実践を重視したいと思っている」と語り、次のように付け加えた。
「私はもう長年にわたってF1にいるし、表彰台に手が届いたときにシャンパンを飲むことになると言っておこう」