フォース・インディアで2年目のシーズンを迎えるエステバン・オコンが、今季のF1開幕戦オーストラリアGPでは出遅れてしまったものの、今後に向けて悲観などしていないと主張した。
■チームランキング4位キープに黄信号?
小規模プライベートチームのフォース・インディアだが、2016年と2016年には2年連続でコンストラクターズランキング4位の位置につけており、3強チームと呼ばれるメルセデス、フェラーリ、レッドブル以外では最も成功を収めてきている。
だが、今年はルノーやマクラーレンといった大規模チームに加え、フェラーリと技術提携契約を結んでいるハースもフォース・インディアを蹴落とすチャンスを狙っている状態だ。
■チーム内にパニックなどない
オコンは、母国フランスの『Auto Hebdo(オト・エブド)』に次のように語った。
「メルボルンでのようなことが今後も続くんじゃないかと恐れを抱いている人たちもいるだろうと思っている」
「誤解がないように言っておきたいんだけど、全然パニックに陥ってなどはいないよ」
「僕たちが後れをとっており、またトップ5の位置を争えるようになるにはやるべきことがたくさんあるのも確かだけどね」
「でも、僕は心配はしていない。F1ではすべてのことがものすごく急激に変わるものだし、僕たちのクルマには大きく改善できる潜在能力があるからね」
■重要なのは今後のマシン開発
オコンは、今後フォース・インディアのマシン開発がさらに進んでいけば、また上位争いができるようになるはずだと次のように続けた。
「オーストラリアではシャシーに関してかなり学ぶことができたし、新しいパーツもたくさん準備しているところだよ。そのうちのいくつかはすでにバーレーン(第2戦/8日決勝)で投入されることになっているんだ」
「昨年も僕たちはメルボルンではてこずっていたよ。だけど僕たちは素早く進歩を遂げることができた。シーズンは長いよ」
「僕たちのクルマは昨年のものよりもよくなっているし速くなっている。だけどライバルたちの方がもっと進歩させてきている。だけど、重要なのは開発なんだ」
「僕たちは(バルセロナでの)テストとの比較においてはすでに大きく前進を遂げているし、オーストラリアでもクルマは運転しやすくなっていたよ」
そう主張した21歳のオコンは次のように付け加えた。
「僕たちはもう負けたも同然だなんて考えていないよ。僕たちが抱えているのは小さな問題だけなんだ。そして今僕たちはすべてを正しくまとめあげようとしているところさ。本当さ」