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パスカル・ウェーレイン「今年F1で走れないのは奇妙な気分」

2018年03月20日(火)11:38 am

昨年まで2年間F1で走っていたパスカル・ウェーレインが、自分が走れないという状況で新たな2018年F1シーズンを迎えるのは「奇妙な気分」だと語った。

メルセデス所属ドライバーとして2015年にDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)で史上最年少チャンピオンに輝いたウェーレインは翌2016年にメルセデスPU(パワーユニット)を搭載するマノーのシートを得てF1デビューを飾った。

この年の第13戦ベルギーGPからは、同じくメルセデス所属ドライバーのエステバン・オコンが資金ショートでシートを失うことになったリオ・ハリアントの後任としてマノーでF1デビューを飾っている。そしてウェーレインは一緒に戦った9レースのうち7レースの予選でオコンを上回る成績を残している。

だが、マノーが翌年のエントリーをあきらめたことから、2017年にはメルセデスの支援を受けてザウバーに潜り込む形で2年目のF1シーズンを迎えた。一方、オコンの方はフォース・インディアのシートを獲得。両者の明暗はここで大きく分かれていた。

さらに2017年シーズンの途中でチーム執行体制が大きく変わったザウバーはフェラーリとの関係強化に動き、今年はフェラーリの育成ドライバーであるシャルル・ルクレールの登用を決定。

ウェーレインはこの年チームメートのマーカス・エリクソンよりもコンスタントに上位につけ、ザウバーが獲得した5ポイントすべてを持ち帰るという結果を残している。ところが、チームオーナーとのパイプが太いエリクソンが2018年シーズンも残留することが決定。

こうして行き場を失ったウェーレインは、今季は再びDTMに復帰するとともにメルセデスAMGの控えドライバーを務めることになっている。

「もちろん、僕もまだF1にいたかったし、過去2年を通じて僕はそれにふさわしいんだということを示すことができたと思っているよ」

母国ドイツの『Sudkurier(ズトクリアー)』紙にそう語った23歳のウェーレインは次のように付け加えた。

「グリッドには僕がやっつけた2人の元チームメート(オコンとエリクソン)が今年もまだいる。それって奇妙な気分だよ。でも、僕はDTMでこれから自分がやるべきことを楽しみにしているけれどね」

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