2016年のF1チャンピオンであるニコ・ロズベルグが、2018年から母国ドイツのテレビ局『RTL』のF1解説者を務めることになった。
今年でF1とのテレビ放映契約が切れた『RTL』だが、条件面などでF1側となかなか折り合いがつかず、最悪の場合は来年はドイツでのF1無料放送が姿を消すことになるかもしれないと言われていた。
だが、『RTL』はこのほどF1オーナーであるリバティ・メディアと3年間の契約を新たに結んだことを発表。併せて、2017年までF1解説者を務めていたニキ・ラウダ(メルセデスAMG/非常勤会長)に代わって2018年からはロズベルグがその役目を担うことも正式に発表された。
『RTL』でF1放送の責任者を務めるフランク・ホフマンは次のように語っている。
「これはRTLにとってもそうだが、とりわけ我々の視聴者にとって非常にいいニュースだ」
これまでは3度F1王座についた元F1ドライバーでもあるラウダが務めていた解説者のポジションには、ロズベルグとともにかつてトヨタなどで活躍した元F1ドライバーのティモ・グロックも加わることになっている。
32歳のロズベルグはドイツの『Bild(ビルト)』紙に対し、実際にはまだ契約書にサインはしていないことを明らかにしつつ次のように語った。
「合意には達したよ。RTLでは僕の父(ケケ・ロズベルグ)がニキの前任者だったんだ。だから僕はうちの伝統を引き継ぐことになるね」