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F1レースにもビデオ判定導入の可能性?

2017年10月27日(金)5:15 am

近い将来、F1レースにビデオ判定システムが導入されることになるかもしれない。

【車載動画】ライコネンに仕掛けたフェルスタッペンの華麗なオーバーテイクシーン

先週末に行われた今季のF1第17戦アメリカGP決勝ではファイナルラップでキミ・ライコネン(フェラーリ)をオーバーテイクしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がコーナーをショートカットして順位を上げたと判断され、5秒ペナルティーを受けてしまった。

これによって3位表彰台を失ったフェルスタッペンはレース後にそのペナルティーを科したF1競技委員のことを強く批判し、「間抜け」だとののしったと伝えられている。

■ルール上は正しいが厳しい裁定

だが、F1モータースポーツ責任者を務めるロス・ブラウンは、F1競技委員たちは間違ってはいなかったと次のように語った。

「あのペナルティーは、規則上は正しいものだった。厳しいものではあったがね」

一方、フェルスタッペンにとってはライバルとなるルノーのニコ・ヒュルケンベルグは、今回の件に関してはフェルスタッペンを気の毒に思うと次のように語った。

「1000分の1秒もの間に判断をするしかないんだ。だから僕はマックスの言い分も理解できるよ」

母国ドイツのテレビ局『Sport1(シュポルト1)』にそう語ったヒュルケンベルグは次のように付け加えた。

「あれはまさに不運な状況だったよ」

■F1にもビデオ判定が必要?

ブラウンは、F1がこうしたことから学び続けていくことが重要なのだと次のように続けた。

「いったん落ち着いたら、我々はFIAやチームたちとともにこの件について検討する必要があるね」

「テクノロジーはどんどん進歩しているし、ブンデスリーガやイタリアのセリエAを含むさまざまなスポーツにおいてそれが判定者を助けるようになってきている」

そう述べたブラウンは、次のように付け加えた。

「F1には我々が必要とする優秀なビデオ技術もある。その技術を正確で一貫性のある裁定を行うために利用する方法を検討する必要があるだろうね」

■アメリカGPのF1競技委員に脅迫メールも

一方、アメリカGPでほかの2名とともにF1競技委員を務めていた元F1ドライバーのミカ・サロが、フェルスタッペンへのペナルティーに怒ったファンから多くの脅迫メールを受けたことを明らかにしている。

サロは、オランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』に次のように語った。

「殺すという脅迫を何通も受け取ったよ。特にオランダからね。あんなことは絶対に許されないよ」

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