2017年F1第17戦アメリカGPが10月20日(金)、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(1周5.513km)で開幕。現地時間10時(日本時間21日午前0時)から行われたフリー走行1回目でメルセデスAMGのルイス・ハミルトンがトップに立った。
●【タイム結果】F1アメリカGPフリー走行1回目、タイム差、周回数
雨はすでにやんでいたものの、セッションはウエットコンディションでの開始となる。サーキット上空には霧が立ち込め、時折霧雨が落ちる状況のもと、序盤は水量が少ないときに用いられるインターミディエイトタイヤでの走行を続ける。
セッションが開始から35分に達するあたりでまずはフェラーリのセバスチャン・ベッテルがこのサーキットに持ち込まれたドライタイヤの中では中間に位置するスーパーソフトでコースインしてトップタイムをマーク。その後ほかのドライバーたちも徐々にドライタイヤに履き替えていく。
セッションが折り返し点を迎えたころには路面コンディションがかなり改善されていき、ドライバーたちが周回を重ねるごとにタイムも改善されてゆく。そしてセッションの残り時間が30分を切ったころ、ハミルトンがスーパーソフトタイヤでこのセッションでの最速タイムとなる1分36秒335をマーク。その約5分後には同じくスーパーソフトのベッテルが2番手タイムを刻んでゆく。
その後再び霧雨が降り始めるなど、安定しないコンディションの中、ドライバーたちも異なるタイヤでの走行プログラムを遂行。単純な比較はできないものの、アメリカでの今年最初のセッションは結局ハミルトンがトップのまま終了時刻を迎えた。
マクラーレン・ホンダ勢はストフェル・バンドーンが一番軟らかいコンパウンドであるウルトラソフトタイヤで5番手タイムを刻んだ。しかしフェルナンド・アロンソのマシンにはトラブルが発生し、トータル4周しかできずにタイムを刻むことなくセッションを終えている。
■フリー走行1回目トップ10ドライバー
トップ/ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG) 1:36.335
2番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:36.928
3番手/バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG) 1:36.979
4番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1:37.339
5番手/ストフェル・バンドーン(マクラーレン) 1:37.352
6番手/フェリペ・マッサ(ウィリアムズ) 1:37.570
7番手/キミ・ライコネン(フェラーリ) 1:37.598
8番手/エステバン・オコン(フォース・インディア) 1:37.808
9番手/セルジオ・ペレス(フォース・インディア) 1:37.861
10番手/カルロス・サインツ(ルノー) 1:38.093
F1アメリカGPフリー走行2回目は、このあと日本時間4時から始まる。
●【動画】アロンソにトラブル・・・F1アメリカGPフリー走行1回目ハイライト映像