ザウバーのパスカル・ウェーレインが、今季限りでF1のシートを失う可能性が高いことを認めた。
メルセデス所属ドライバーであり、2015年にDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)で史上最年少チャンピオンに輝いたウェーレインは2016年にメルセデスパワーユニットを搭載していたマノーからF1デビューを飾った。
ウェーレインは2016年のF1第9戦オーストリアGPで10位に入賞し、チームに1ポイントをもたらした。ところが第20戦ブラジルGPでザウバーに逆転を許したマノーは経営が破たんし、2016年限りで姿を消してしまった。
所属するメルセデスの支援を受けて今季はザウバーのシートを得たウェーレインだったが、ザウバーは来季以降フェラーリとの関係をさらに強化する方向に進んでおり、2018年にはウェーレインに替えてフェラーリに所属する若手ドライバーを乗せることになるだろうと言われている。
「来年、ザウバーに僕がいる場所があるとは思っていないよ」
F1ベルギーGPが開催された先週末のスパ・フランコルシャンでドイツのテレビ局『Sky(スカイ)』にそう語ったウェーレインは、次のように付け加えた。
「フェラーリが彼らの若手ドライバーを使うことになりそうなのは確かだからね」