フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)が、チームメートのストフェル・バンドーンにとって今年は「難しい年」となっているのは確かだと認めた。
■来季のシート獲得に黄信号のバンドーン
うわさでは、マクラーレン・ホンダを見限ったアロンソは2018年には優勝争いにからめるチームへの移籍を望んでいると言われている。
だが、マクラーレン・ホンダ2017年型車MCL32の戦闘力が劣るとはいえ、アロンソは今季からフル参戦を開始したチームメートのバンドーンにはここまでのところ大きな差を付け、その実力の違いを見せつけてきている。
マクラーレンにとってもバンドーンのここまでのパフォーマンスが期待にそぐわないものであるのは確かであり、マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエもバンドーンはすぐにF1に適応する必要があると語っている。つまり、バンドーンが2018年もこのままチームに残留できるかどうかはまだ不透明な状況だ。
■今年はバンドーンにとってはいっそう困難なシーズン
バンドーンについて質問を受けたアロンソは、母国スペインの『El Confidencial(コンフィデンシアル)』に次のように答えた。
「彼にとっては困難で、もどかしい状態だね」
「彼はほとんどのサーキットを走ったことがないから、サーキットやF1に関するすべてを学んでいるところだ。だけど、彼にはクルマでテストをすることはできないし、(マシントラブルなどにより)何の準備もないままに予選に臨まなくてはならないこともしばしばあるんだ」
そう語ったアロンソは、次のように付け加えた。
「彼にとっては難しいシーズンだし、チーム全体にとってもそうだよ。そして僕自身にとってもね。来年は競争力のあるクルマを手にしたいね」