2017年F1第8戦アゼルバイジャンGPが6月23日(金)、バクー市街地サーキット(全長6.003km)で開幕。現地時間17時(日本時間22時)から行われたフリー走行2回目でレッドブルのマックス・フェルスタッペンがトップに立った。
●【タイム結果】F1アゼルバイジャンGPフリー走行2回目、タイム差、周回数
このセッションではほとんどのドライバーたちが中間の軟らかさとなるソフトタイヤで走行プログラムを開始。フリー1でトップタイムを刻んでいたフェルスタッペンがこのセッションでも好調ぶりを発揮し、序盤からトップタイムを刻んでいく。
セッションが中盤に差し掛かると、スーパーソフトタイヤに履き替えたフェラーリ勢がタイムを縮め、セバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンによる1-2体制を築く。
だが、やはりスーパーソフトに履き替えたフェルスタッペンがフェラーリ勢を上回るペースを示し、再びトップの位置を奪い返す。フェラーリ勢はいったんライコネンが2番手に上がるが、そのタイムをメルセデスAMGのバルテリ・ボッタスとレッドブルのリカルドが上回り、フェラーリ勢は4番手5番手に順位を下げた。
90分で行われたセッションが折り返し点を過ぎたところでルノーのジョリオン・パーマーがターン8右側のウォールにクラッシュし、フリー1に続いてこのセッションもここで赤旗中断となってしまう。
残り35分でセッションが再開されると、各ドライバーは決勝を想定したロングランプログラムに移行し、順位には大きな変化は生じない展開となる。
ところがその5分後、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソのクルマがまたもトラブルを抱えてストップ。マクラーレン・ホンダのガレージは重苦しい雰囲気に包まれる。
その後、セッションが残り2分になろうとするところでフェルスタッペンがターン1でマシンコントロールを乱してウォールに突っ込むというハプニングも発生したが、結局そのフェルスタッペンのタイムを更新するドライバーは最後まで現れず、フェルスタッペンがフリー1に続いてフリー2でもトップの座についた。フェルスタッペンのベストタイムは1分43秒362だった。
アゼルバイジャンGPフリー走行2回目のトップ10は以下の通り。
トップはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2番手バルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)、3番手ダニエル・リカルド(レッドブル)、4番手キミ・ライコネン(フェラーリ)、5番手セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、6番手ランス・ストロール(ウィリアムズ)、7番手セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、8番手ダニール・クビアト(トロロッソ)、9番手エステバン・オコン(フォース・インディア)、10番手ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)。
マクラーレン・ホンダ勢は、後半にエンジントラブルでセッションを終えることになったアロンソは12番手、ストフェル・バンドーンはトータル28周を周回し、17番手タイムでセッションを終えている。
F1アゼルバイジャンGPフリー走行3回目は、明日の日本時間19時から始まる。