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【インディ500】『アロンソとは違う』すでに2冠のモントーヤ、ル・マン24時間より興味があるレースは?

2017年05月27日(土)10:58 am

フェルナンド・アロンソは、世界で2人目となる世界三大レースの制覇を夢見て、今年は『第101回インディ500』に初挑戦しているが、ライバルのファン・パブロ・モントーヤ(41歳、No.22 ペンスキー/シボレー)はそれほど興味がないようだ。

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■世界三大レース制覇はヒルだけ

世界三大レース制覇を達成した唯一のドライバーは、英国の伝説的ドライバーであるグラハム・ヒルだ。ヒルは1963年から1969年までモナコで5度優勝し、インディアナポリス500は1966年に新人で優勝し、1972年にはル・マン24時間で優勝した。

■モントーヤはすでにインディ500とF1モナコGPを制覇。ル・マンは?

2度のF1チャンピオンでF1モナコGPを2度制覇しているフェルナンド・アロンソのライバルの一人、ファン・パブロ・モントーヤは、世界三大レースのうちF1モナコGP(2003年)とインディ500(2000年、2015年)を制覇し、グラハム・ヒルに続くトリプルクラウン達成まで残すはル・マン24時間のみとなっている。

今年のインディ500を18番グリッドからスタートするモントーヤは、2000年と2015年にインディアナポリス500を、2003年にF1モナコGPを制覇している。モントーヤは、「ル・マン24時間の制覇について考えているのか?」と木曜日に質問され、次のように答えた。

「実際にはわからないんだ。僕の心の中で問いかけたんだ。『これ(世界三大レース制覇)をする必要があると思う?』いいや、そうでもない」

「もしル・マンを経験する機会があれば、それはある時点ではすごいと思う。もしそのチャンスがなくても僕はOKだよ。それ(ル・マンをドライブする機会)がなければ僕の人生は変わるのだろうか?ノーだね」

「ル・マンを観るのは好きだよ」

「毎年、ル・マンもたくさんのレースも観ているよ。だけど、それはそれだ。僕はル・マンについてそれほど考えることはないんだ」

■フェルナンド・アロンソは世界三大レースに情熱的

フェルナンド・アロンソは、F1キャリアで通算32勝を挙げて優勝回数で歴代6位にいるが、この2年は歴史の中で最高のレーサーの一人として確立すべくトリプルクラウン(世界三大レース優勝)に情熱があることを公にしてきた。そして今年、伝統のパパイヤ・オレンジカラーでマクラーレン・ホンダが38年ぶりにインディ500に挑戦したのは、フェルナンド・アロンソの希望が強かったからこそだ。

フェルナンド・アロンソはインディ500の予選で5位を獲得すると「レースで最も大きな光景だ」と語った。

■ペンスキーがスポーツカーに参戦?

殿堂入りしているチームオーナーのロジャー・ペンスキーは最近、スポーツカー・シリーズへ復帰する意向だと認めており、モントーヤと3度のインディ500優勝者のエリオ・カストロネベスの組み合わせは最強だと語っているが、最終決定はまだされていない。

17回目のインディ500に挑んでいるカストロネベスは、昨日のレース前ファイナルプラクティスとなる“カーブデー”では1位を記録したものの、予選はキャリア最低の19番グリッドからスタートする。

■モントーヤ、スポーツカーに興味

スポーツカーでのレース参戦について聞かれたモントーヤは、情熱的に想いを語った。

「楽しいと思うよ。それに興味があるね」

ペンスキーからインディ500にスポット参戦しているモントーヤは、スポーツカーとインディ500への参戦をセットで契約したいと考えている。

「そうなるといいね」

「でも、決定権はペンスキーの手の中にあって僕にはないよ。僕はそれを望むよ。ここがいいんだ。彼(ペンスキー)が良い結果を残したければ、僕はいい選択になると思うよ。僕はいつもここ(ペンスキー)でうまくいっているからね」

モントーヤは、アメリカの最高峰レース、CART選手権(1999年)、インディ500(2000年)、デイトナ24時間(2007年)で唯一、初参戦・初優勝を飾っているドライバーだ。

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