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「6億円の場所」ドライバー名とカーナンバーを見やすくするルール導入、難色を示すチームも

ドライバーの名前とカーナンバーを大きく表示する新しいルールに不満をこぼすチームもある。

FIA（国際自動車連盟）は、ファンの視認性を向上させるため、F1スペインGP（5月14日決勝）から新しいルールを導入する。

カーナンバーは、天地23センチ以上の大きさで、4センチ以上の太さの文字で前から見える位置に入れることが求められている。

ドライバーの名前は、天地15センチ以上の大きさで、3センチ以上の太さの文字。アルファベット3文字に省略したものも認められている。

いずれも背景と明確に区別できる色でなければならない。

■スポンサーマネーがほしい小規模チーム

これについてフォース・インディアのチームマネージャーであるアンディー・スティーブンソンは、ドイツの『Auto Motor und Sport（アウト・モートア・ウント・シュポルト）』に次のように不満をこぼしている。

「名前を入れなければならない箇所は、スポンサーに売ることもできた場所だ」

例えばサイドポッドなら、「そこにFIAが指定するサイズでスポンサー名を入れる場合、値段は600万ドル（約6億7000万円）だ」とスティーブンソンは説明する。

そのため、フロアに近い場所に入れてよいことにしてほしいとフォース・インディアは希望している。なぜなら「その場所は絶対に売れない」からだ。