今週末には今季のF1第4戦ロシアGP(30日決勝)がソチで開催されるが、ルノーでは金曜フリー走行1回目にニコ・ヒュルケンベルグに代わってロシア人控えドライバーのセルゲイ・シロトキンに走行を担当させることになっている。
■今季は複数回金曜フリーに登場
ロシアのドライバー育成プログラムであるSMPレーシングに所属しているシロトキンは、昨年はルノーのテストドライバーを務めており、やはりロシアGPの金曜フリー走行1回目に出走し、チームメートのジョリオン・パーマーよりも好タイムをマークしていた。
そしてSMPレーシングによれば、今年は今後もいくつかのレースでシロトキンが金曜フリー走行を担当することになるようだ。
「我々はシーズンを通じて何回かセルゲイに金曜フリー走行を担当させる計画をしている」
ロシアの『Sportbox(スポルトボックス)』にそう語ったSMPレーシングの広報担当者は次のように付け加えた。
「何回になるかはすでに分かっているのだが、まだ話すわけにはいかないんだ」
■今季は複数回金曜フリーに登場
2015年と2016年にはGP2シリーズに参戦し2年連続でランキング3位となったシロトキンだが、2014年にはザウバーとテストドライバー契約を結び、ロシアからの資金調達さえうまくいけばそのままF1デビューするチャンスもあったと考えられていた。
ザウバーと決別し、昨年ルノーとテストドライバー契約を結んだシロトキンは、今季は控えドライバーに昇格。目標のF1デビューに一歩近づいた形となっている。
2018年にルノーのシート確保を目指す21歳のシロトキンは次のように語った。
「もっとうまいやり方もあるだろうけど、なんとかいい方向に向かいつつあるよ」
「特に今年は目標に一歩近づいたわけだし、文句を言うのはばかげているよ」