フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、今週末にソチで行われるF1ロシアGP(30日決勝)でもメルセデスAMGと十分に戦えるはずだと考えている。
開幕戦のオーストラリアGPと第3戦バーレーンGPで優勝を飾ったベッテルは、現在ドライバーズランキングの単独トップに立っている。
■気温が低いソチはフェラーリに不利?
だが、F1関係者の中には、今週末のソチではメルセデスAMGのルイス・ハミルトンが優勝する可能性が高いと見ている者も多い。それは、フェラーリの今季型車SF70Hは、どちらかと言えば気温が高い方が力を発揮すると考えられているためだ。
そして、ソチは開幕戦が行われたオーストラリアのメルボルンやバーレーンに比べると気温が低めとなるのは間違いない。
■ソチでも強さを発揮できるとベッテル
だが、ベッテルは必ずしもその予想通りになるとは考えていないようだ。
「バーレーンよりは温度が低くなることによって僕たちがソチで問題を抱えることになるとは思っていないよ」
「中国は寒かったけれど、僕たちには競争力があった」
イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』にそう語ったベッテルは、次のように付け加えた。
「僕たちに課せられているのはライバルたちにプレッシャーをかけ続けることだ。まずはルイス・ハミルトンにね。ここまでのところ、フェラーリは完ぺきな戦略を展開してきている。だけど、これからも自分たちの仕事に完全に集中していかないとならないよ」