【マクラーレン・ホンダ】松下信治を含め3人･･･2017年ヤング・ドライバー・プログラム発表
マクラーレン・ホンダは、ヤング・ドライバー・プログラムに新しい人材を採用することを発表した。このプログラムからはストフェル・バンドーン卒業して、F1レースシート獲得に成功している。
■マクラーレン・ホンダ・ヤング・ドライバー・プログラム
マクラーレン・ホンダ・ヤング・ドライバー・プログラムは、若手ドライバーをあらゆる面でサポートしていく。
全メンバーは、シーズン中に最高の身体的および認知的パフォーマンスを維持するために、アダム・ヒル博士が率いるマクラーレン・アプライド・テクノロジーズ・ヒューマン・パフォーマンス・プログラムの恩恵を受けることができる。そのプログラムの一環として、ドライバーは社内のヒューマン・パフォーマンス・チームからデータ連動のトレーニング・サポートを受けられる。
以下、マクラーレン・ホンダ・ヤング・ドライバー・プログラムのメンバー（アルファベット順）
■松下信治（Nobuharu Matsushita、23歳）
昨シーズンのGP2シリーズではモナコで優勝。この勝利により、ノブ（松下信治の愛称）は2017年のGP2チャンピオンになることを目指し、再びARTグランプリチームから参戦する予定だ。また、マクラーレン・ホンダF1のテスト&開発ドライバーを継続する。
■ランド・ノリス（Lando Norris、17歳）
マクラーレン・オートスポーツBRDC賞を受賞したランドは、2017年はカーリンに所属し、FIAヨーロッパF3選手権にフル参戦する予定だ。
■ニック・デ・フリース（Nyck de Vries、22歳）
2016年GP3で優勝2回、2015年フォーミュラ・ルノー3.5シリーズの最終レースで優勝、2014年にはユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0選手権で5勝しているニック・デ・フリースは、 2017年には主要な国際レースチャンピオンシップを走るために契約する予定だ。
■先輩オリバー・ターベイとシミュレーター作業
この3人は、マクラーレン・ホンダのテスト＆開発ドライバーとして過去8年間の経験を持つオリバー・ターベイ（29歳）とともに、チームのF1シミュレーターで幅広い作業を行う。
オリバーは、マクラーレン・テクノロジー・センター・シミュレーターの複雑な要求とバーチャル・ワールドと現実との相関関係を達成するために必要な技術的フィードバックに精通している。
オリバーは、2017年もマクラーレン・ホンダのテストと開発の仕事を継続するとともに、フォーミュラEにも参戦している。
■エリック・ブーリエ（レーシングディレクター）
エリック・ブーリエは、「最初のケビン（マグヌッセン）とストフェル（バンドーン）がグランプリドライバーになるという野望に成功したことこそ、プログラムの成功の証だ。また、プログラムは比較的最近のものだが、実際には、何十年もの間、有望なドライバーのキャリアを育成してきた」とヤング・ドライバー・プログラムの成功について述べた。
■ザック・ブラウン（エグゼクティブ・ディレクター）、松下信治とニック・デ・フリースに言及
「ノブハル（松下）は現在、このプログラムでは最もシニアなドライバーだ。彼は私たちと一緒に過ごしている間にたくさんのことを学んでいる。彼は非常に急な学習曲線、つまり日本のF3からGP2への移行に取り組んでいる。
一方、彼はまた、我々のシミュレータでの豊富な作業を通じて、F1プロジェクトに貴重なサポートを提供した。GP2は優勝するための厳しい選手権だが、彼は優勝するために必要なものを持っていると信じているし、重要なのは2017年のプログラムでもARTチームに残るという安定性から恩恵を受けることだ」。
■ニック・デ・フリースはカート時代から
「ニック（デ・フリース）は、昨年GP3でレースをし、レーシングキャリアを前に進め続けようとしている。彼はカートレース時代からマクラーレンと一緒だ。彼は本物のスピードとレースのためのすばらしい情熱を兼ね備えている。彼はしているすべてのことに対して、はがねのように固い意思と非常にプロフェッショナルな態度を示している。2017年の計画はもうすぐ分かるだろう」。
■オリバー・ターベイは優れた指導者
「長年のテスト＆開発ドライバー、オリバー（ターベイ）は優れた指導者だ。彼は、我々のシミュレータープログラムの重要な役割を果たし、マクラーレン・ホンダ・ヤング・ドライバー・プログラムの全メンバーにとって素晴らしいロールモデルだ」。
