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トヨタ、海外レース参戦体制・・・WRC、WEC、ル・マン24h、ニュル24hなど

2017年02月02日(木)12:51 pm

TOYOTA GAZOO Racingは、2017年の活動計画を発表した。下記は、海外での活動計画だ。

■1)FIA世界ラリー選手権(WRC):18年ぶりのラリー復帰

ラリーは、TOYOTA GAZOO Racingの「もっといいクルマづくり」を推進するための最高の舞台のひとつであるという考えのもと、今シーズンから18年ぶりに復帰した。

トミ・マキネン代表のもと、参戦車両はフィンランドを拠点に開発したヤリスWRC (日本名ヴィッツ)。搭載するエンジンはTMG(Toyota Motorsport G.m.b.H)にて開発した1.6L直噴ターボエンジンGI4A。

【チーム名】TOYOTA GAZOO Racing WRT(WRT:World Rally Team)
【チーム総代表】豊田 章男
【チーム代表】トミ・マキネン(Tommi Mäkinen フィンランド)
【車両】Yaris WRC (全長 4,085mm; 全幅 1,875mm)
【エンジン】GI4A (1.6L直噴ターボ 最高出力380馬力以上)
【タイヤ】ミシュラン製

■カーナンバー10
【ドライバー】ヤリ‐マティ・ラトバラ(Jari-Matti Latvala フィンランド)
【コ・ドライバー】ミーカ・アンティラ(Miikka Anttila フィンランド)
■カーナンバー11
【ドライバー】ユホ・ハンニネン(Juho Hänninen フィンランド)
【コ・ドライバー】カイ・リンドストローム(Kaj Lindström フィンランド)

■2)FIA世界耐久選手権(WEC):3台体制で挑む

2012年より開催されているFIA公認の世界耐久選手権に今年も参戦。ル・マン24時間レースは第3戦(6月17・18日)、富士6時間レースは第7戦(10月15日)として開催される。

トヨタは、TMGを本拠にTOYOTA GAZOO Racingとして、改良型「TS050 HYBRID」で参戦予定だ。

第2戦スパ、第3戦ル・マンには3台体制で、他の7戦には2台でエントリー申請中。

日本の東富士研究所で開発されたTHS-R(TOYOTA Hybrid System- Racing)は、これまでの四輪回生/力行システムを踏襲しつつ、エンジン、モーター/ジェネレーター、バッテリーの全てを大幅に進化させて臨む。また、この活動で得られたハイブリッド技術は、量産ハイブリッド車へと活かされる。

ドライバーは、S.ブエミ、A.デビッドソン、中嶋一貴及びM.コンウェイ、小林可夢偉に新たにJ.M.ロペスを加えた組合せでWEC全戦に出場予定。第2戦スパ、第3戦ル・マンには、S.サラザン他2名(未定)も出場予定。タイヤはミシュラン製を使用する。

【チーム名】TOYOTA GAZOO Racing
【車両】TS050 HYBRID
【カーナンバー】TBD(=3台とも未定)
【1台目ドライバー】
 セバスチャン・ブエミ (Sébastien Buemi スイス)
 アンソニー・デビッドソン(Anthony Davidson イギリス)
 中嶋 一貴 (Kazuki Nakajima 日本)
【2台目ドライバー】
 マイク・コンウェイ(Mike Conway イギリス)
 小林 可夢偉 (Kamui Kobayashi 日本)
 ホセ・マリア・ロペス(José María López アルゼンチン)
【3台目ドライバー】
 ステファン・サラザン(Stéphane Sarrazin フランス)
 TBD(未定)
 TBD(未定)

■3)ニュルブルクリンク24時間耐久レース:活動の原点

ニュルブルクリンク24時間耐久レースはTOYOTA GAZOO Racingの 「もっといいクルマづくり」に向けた活動の原点だ。今年もこのレースへの挑戦を通じて、人とクルマを鍛えていくという。

第45回ニュルブルクリンク24時間耐久レース (正式名称45. ADAC Zurich 24h-Rennen)は2017年5月25日(木)~28日(日)に開催される。

2017年はLEXUS RC(3年目)1台での参戦。参戦11年目となる今年は、「人づくり」の原点に立ち返り、チーム一丸となって昨年からの改善と、更なる性能向上に取り組む。

【チーム名】TOYOTA GAZOO Racing
【車両/クラス】LEXUS RC / SP3T(予定)
【主な仕様】エンジン 2.0L ターボ
【トランスミッション】オートマチックトランスミッション
【タイヤ】ブリヂストン
【ドライバー】
井口 卓人(Takuto Iguchi 日本)
松井 孝允(Takamitsu Matsui 日本)
蒲生 尚弥(Naoya Gamo 日本)
社員ドライバー(TBD=未定)

■4)NASCAR:トヨタ カムリで挑む

米国トヨタ自動車販売(株)およびTRD‐USA Inc.を通じ、引き続きNASCARのナショナルシリーズ全てに参戦する。
「モンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ」には新型トヨタ カムリを、「NASCAR・エクスフィニティ・シリーズ」および「NASCAR・キャンピング・ワールド・トラック・シリーズ」にはそれぞれ昨年に引き続きトヨタ カムリ、トヨタ タンドラを投入する。タイヤは全カテゴリー グッドイヤー製を使用。

[モンスターエナジーNASCARカップ・シリーズ参戦体制]
【車両】新型トヨタ カムリ

【チーム名】ジョー・ギブス・レーシング(Joe Gibbs Racing)
■カーナンバー11
 デニー・ハムリン(Denny Hamlin 米国)
■カーナンバー18
 カイル・ブッシュ(Kyle Busch 米国)
■カーナンバー19
 ダニエル・スアレツ(Daniel Suárez メキシコ)
■カーナンバー20
 マット・ケンゼス(Matt Kenseth 米国)

【チーム名】ファーニチャー・ロー・レーシング(Furniture Row Racing)
■カーナンバー77
 エリック・ジョーンズ(Erik Jones 米国)
■カーナンバー78
 マーティン・トゥルーエクス・Jr.(Martin Truex Jr. 米国)

■5)米国IMSA WeatherTech SportsCar Championship

米国トヨタ自動車販売(株)を通じ、米国IMSA WeatherTech SportsCar ChampionshipシリーズGTDクラスに参戦する3GT Racingに、LEXUS RC F GT3を2台供給する。タイヤはコンチネンタル製を使用。

【車両】LEXUS RC F GT3
【チーム名】スリージーティーレーシング(3GT Racing)
■カーナンバー14
 スコット・プルエット(Scott Pruett 米国)
 セージ・カラム(Sage Karam 米国)
■カーナンバー15
 ジャック・ホークスワース(Jack Hawksworth 英国)
 ロバート・アロン(Robert Alon 米国)

■6)ダカールラリー

トヨタ ランドクルーザー200で参戦するトヨタ車体(株)のラリーチームである「Team Land Cruiser TOYOTA AUTO BODY (TLC)」を支援する。
本年1月に行なわれた「ダカールラリー2017」では、327号車が市販車部門で4連覇を果たし、332号車も2位でワン・ツーフィニッシュを達成した。

■1号車(ゼッケン327)
【ドライバー】クリスチャン・ラヴィエル(Christian Lavieille フランス)
【コ・ドライバー】ジャン・ピエール・ギャルサン(Jean Pierre Garcin フランス)
【市販車部門】1位
【ディーゼルクラス】1位
【総合】23位

■2号車(ゼッケン332)
【ドライバー】三浦 昂(Akira Miura 日本=トヨタ車体(株)従業員ドライバー)
【コ・ドライバー】ローラン・リシトロイシター(Laurent Lichtleuchter フランス)
【市販車部門】2位
【ディーゼルクラス】2位
【総合】24位

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