バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)はF1チャンピオンになれるドライバーだ。
そう語ったのは、現在ボッタスのトレーナーを務めるアンティ・ヴィエルラだ。
ボッタスと同じフィンランド出身のヴィエルラは、かつてはルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)のトレーナーを務めていたことでも知られている。
■ボッタスは勝者になれる
フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』から、今後F1チャンピオンになれるだろうと思われるドライバーを挙げて欲しいと尋ねられると、ヴィエルラは次のように答えた。
「そう、何年にもわたって異なるドライバーたちと仕事をしてくれば、それぞれの性格も理解できるようになるんだ」
「もしバルテリが競争力のあるクルマに乗ることができれば、彼は勝者になるだろう」
「彼は、自分自身にも、そして彼と一緒に仕事をする者たちにも多くのことを望むんだ」
「バルテリは自分が望むことをはっきりと口にするし、自分が何を望んでいるのかはっきりと分かっているよ」
■ボッタスとプロストに共通点
ヴィエルラは、実際のところ、現在27歳のボッタスと、かつて4度F1王座についた元F1ドライバーのアラン・プロストには共通点があると次のように続けた。
「彼らには共通点が多いんだ。私はプロストと仕事をしたことはない。だが、私がマクラーレンの人たちから聞いたところによれば、プロストとバルテリはどちらもレースではすごく同じようなセンスを発揮するんだ」
現在報じられているところによれば、2016年限りでF1引退を決めたニコ・ロズベルグの後任として、ボッタスが2017年シーズンはメルセデスAMGに移籍することになるだろうと見られている。
もし本当にボッタスが過去3年にわたって最強の名をほしいままにしてきたメルセデスAMGのF1カーに乗ることになった場合、チームメートのルイス・ハミルトンとの比較においてどういう走りを見せるのかに興味が持たれるところだ。