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来シーズンはフェルスタッペンもF1チャンピオン候補に

2016年12月02日(金)18:43 pm

過去最多の21戦で行われた2016年のF1シーズンも終わったが、今年大きな話題となったことのひとつが、19歳のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が見せた攻撃的な走行スタイルだろう。

フェルスタッペンをアイルトン・セナの再来だと評価する声もあれば、そのドライビングスタイルがあまりにも攻撃的過ぎるとの批判を行っている者もいる。

■フェルスタッペンにはもっと指導が必要だとケケ・ロズベルグ

今年のF1タイトルを手中に収めたニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)の父であり、1982年のF1チャンピオンであるケケ・ロズベルグは、フェルスタッペンについて『Auto Hebdo(オト・エブド)』に次のように語った。

「彼は本当に才能に恵まれた少年だ。だが、彼には少しばかり指導が必要だよ」

「彼はしばしばいい成績を収めるチャンスを投げ出してしまうことがある。F1は結果がすべてだからね」

■自分も似たような批判を受けたとモントーヤ

だが、かつてウィリアムズやマクラーレンで活躍した元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤは、フェルスタッペンに対するこうした批判はフェアなものではないと考えている。

「僕もフェルスタッペンと非常によく似た扱いを受けてきたよ」

そう語ったコロンビア出身のモントーヤは次のように続けた。

「僕が(F1を)去ってから2年後にみんなは理解したんだ。『それが失われている』とね。僕は年間の追い抜きの賞をもらったんだ。そして、『それが自分の仕事だし、僕たち全員がやるべきことなんだ』と思ったよ」

■来年はレッドブルにタイトル獲得のチャンスも

ともあれ、来シーズン中に20歳の誕生日を迎えることになるフェルスタッペンが、新たなルールが導入される2017年には一気にタイトル争いができる位置に浮上する可能性もある。

レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語った。

「伝統的に、レッドブルは新しいレギュレーションにはうまく対応できてきている」

「それに、2017年のF1カーはいいドライバーとそうでない者を選別することになるだろう。来年のクルマはもっと運転が難しくなるからね。そして、ドライバーに関しては、我々のところは申し分ないよ」

現在のラインアップであるダニエル・リカルドとフェルスタッペンが2017年にはさらに輝きを放つだろうと示唆したマルコは、次のように付け加えた。

「さらに、ルノーが行ったエンジン開発は前向きなものだった。そしてメルセデスAMGもこれまでに使用し、テストを行ってきたパッケージだけをあてにするわけにはいかなくなる。我々は誰もがゼロからのスタートになるのだからね」

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