元F1ドライバーのマーク・ウェバーは、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が今後巻き返しを図り、3年連続で自身4度目のF1王座を獲得することも可能だと考えている。
●【結果】F1ヨーロッパGP決勝の順位、タイム差、周回数、ピット回数
第6戦モナコGPと第7戦カナダGPで連勝を果たし、ランキングリーダーであるチームメートのニコ・ロズベルグとの差を9ポイントにまで縮めていたハミルトンだが、先週末にバクー市街地サーキットで開催された第8戦ヨーロッパGPでは予選でクラッシュを演じて10番グリッドからのスタートとなっていた。
さらに、決勝でもエンジンセッティングのトラブルを抱えたこともあって5位までばん回するのがやっとという結果に終わり、4レースぶりに優勝を遂げたロズベルグとの差は再び24ポイントに開いてしまった。
だが、2013年までレッドブルのドライバーを務めていたウェバーは、21日(水)にオーストリアの『Servus TV(セアヴスTV)』に次のように語った。
「ルイスはまだタイトルを取ることができると思うよ」
「波に乗ったときの彼は危険だし、速いからね」
「もし彼がすべての週末で自分にできることを示すことができれば、彼はまだニコを苦しめることができるよ」
そう語ったウェバーだが、もし“本当のハミルトン”がこのまま復活しなければ、ロズベルグがこのまま首位をキープし続け、初のF1タイトルを手中に収める可能性が高くなるだろうと次のように付け加えた。
「ニコが本当のルイスとあいまみえることがそれほどなければ、彼にもチャンスはあるよ」