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予選でミスを繰り返したハミルトンに「理解できない」とラウダ

2016年06月19日(日)17:41 pm

現チャンピオンのルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、F1ヨーロッパGP(19日決勝)の予選でミスを犯し、10番手に終わった。

初開催であるアゼルバイジャンの首都バクーの公道コースで、ハミルトンは圧倒的な速さを見せ、3回のフリー走行すべてでトップタイムだった。しかし、予選では何度かブレーキングを誤り、最後はウォールにタイヤをヒットさせ、マシンを壊して終わった。

「調子の悪い日」だったと予選後にハミルトンは話している。

ポールポジションを獲得したのはチームメートのニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)で、1回のアタックで驚異的なタイムをたたき出した。

■ミスを繰り返したことが「理解できない」とラウダ

3度のF1王者でメルセデスAMG非常勤会長を務めるニキ・ラウダは、ハミルトンに弁解の余地はないという考えだ。予選後、ドイツのテレビ局『RTL』に次のように語った。

「リスクの少ないドライビングでポールを取るのが大事なんだ」

「まさにニコがやったようにね」

ラウダは、ハミルトンにマシントラブルなどの問題はなかったと話している。

「私は彼の目を見た。自分に非があることは分かっていると彼も話したよ。われわれは皆ミスを犯す」

「理解できないのは、彼が2度ミスをしながら、さらにあのクラッシュをしたことだ」

■決勝は波乱のレースになるか

10番手スタートとなるハミルトンにとっては、まずスタートで生き残ることが重要だとラウダは話す。

「どんなことが起こり得るかはGP2で見た通りだ」

18日(土)に行われたサポートレースのGP2では、完走がわずか10台だった。

アクシデントが起きた場合、撤去に時間がかかり、規定の周回数に達する前にレースが終わる可能性も高いとラウダは見ている。決勝は原則2時間以内というルールがあるためだ。

「クレーンは3台のみで、どれも不必要な場所にある」とラウダ。

「従って、2時間たったところでレースは終わると私は思うね」

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