日産、三菱、ならびに両社の合弁会社であるNMKVは16日(金)、現行軽自動車の次期型モデルに関して、これまで同様3社共同でプロジェクトを進めていくことに合意したと発表した。
■デイズやeKワゴンを生んだ共同プロジェクトが継続に
日産と三菱は、2011年6月に軽自動車の企画開発を行う合弁会社としてNMKVを設立。2013年6月には「デイズ」、「eKワゴン」、2014年2月には 「デイズルークス」、「eKスペース」を市場に送出。両ブランドを合わせた販売台数が2015年9月末までに累計50万台を達成するなど、順調な道のりを歩んできた。
今回の基本合意を経て、3社の協業事業は新たなステップを迎えることになる。
■今後は日産の関与割合が増加
3社は、今後さらに競争力ある商品を開発していくため、これまで以上に最適なリソース配分・役割分担の構築を目指す。具体的には、設計開発、実験など実際の開発業務については、今後、日産が今まで以上に深くかかわることとなる。
■NMKVも機能強化
さらに、NMKVの機能を強化し、従来担当してきた商品企画やプロジェクト開発などのマネジメント機能に加え、開発と生産の連携をより円滑、強化するための部署を新設する。生産については、引き続き、三菱の水島製作所で行う予定だ。また、この協業プロジェクトでは、軽EVの企画開発にも取り組んでいくことになる。