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ベッテルがロズベルグのタイトル獲りに一役?

2015年04月10日(金)11:59 am

F1第2戦マレーシアGPで3位に終わったニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)。1人ならず2人に先着されたロズベルグは、それでも明るさを失わない。

今季ここまで、ロズベルグは速さで僚友ルイス・ハミルトンに負けている。しかもセパンでは、両メルセデスAMGドライバーともセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)の後じんを拝した。

2015年もF1世界タイトルが目標のロズベルグは、そんなベッテルの存在が実は「役に立つ」といっている。

「マレーシアでは、ベッテルが活躍してくれて助かったよ」と上海で語るロズベルグ。「おかげでルイスとの差は3ポイントしか増えなかった。本来なら7ポイントだよ」

「ただ、このまま彼(ベッテル)が勝ち続ければ、それはそれで問題だ」といって笑みを浮かべるロズベルグ。

ロズベルグも認めるとおり、マレーシアの結果はチームにとって「ショック」だった。そのわずか2週間前の開幕戦オーストラリアGPが楽勝だっただけに、なおさらである。

低温の上海はともかく、その後、度重なるフェラーリ・ショックが彼らを襲うかもしれない。

あるメルセデスAMG関係者がドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌に語ったところによると、来週末の第4戦バーレーンGPは再びフェラーリが怖い存在だ。

メルセデスAMGも手をこまねいてはいられない。今週末の中国GPでロズベルグとハミルトンのW06には、大きな変更が加えられたフロントウィングが装着されている模様だ。ロズベルグも「有望だ」といっている。

さらにチームでは、戦略の見直しを行なっている。

「もしフェラーリが僕らにプレッシャーをかけ続けるようなら、僕ら(ロズベルグとハミルトン)は、より頻ぱんに異なる作戦を駆使するしかない。勝ち続けるには必要な措置だ」とロズベルグ。

すなわち、状況によってひとりのドライバーを優先する戦略ととるのが理論的だ。

ロズベルグはいう。「だが、時によって負けるが勝ちということもある」

早い話が、仮に負けてもタイトルの可能性が残ればそれでよいのだ。

「選手権リーダー(ハミルトン)との差は、まだ10ポイントだ。レースに勝てば、いくらでも点を挽回できる」「パニックに陥る理由は何もない」

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