マクラーレンは29日(木)、インターネットを通じてワークス仕様のホンダエンジンを搭載したMP4-30を発表した。
白または黒のカラーリングに生まれ変わるとした新車についての事前報道は、みごとに裏切られた。実際の2015年型車は、従来路線を踏襲する銀を基調に、スラリとしたノーズ部分からコックピットにかけて赤のラインが引かれている。
チームは声明で、「昨年のマシンを根底から見なおした進化型だ」とした。
「グリッド上でホンダのRA615Hハイブリッド・パワーユニットを搭載するマシンは、これだけだ。カラーリングも進化し、21世紀のマクラーレン・ブランドをみごとに浮き彫りにしている」
この日の発表で、さらに明らかになったことがある。フェルナンド・アロンソが加入したにも関わらず、長年のスポンサーだったサンタンデール銀行がマクラーレンを離れたのだ。これでマクラーレンは二年連続、冠スポンサーなしで開幕に臨む。
今季は努力と我慢の一年だと、アロンソは次のように語る。
「シーズン前のテストでできるだけマシンについて学ぶ、それが最初の標的だ。パッケージを理解し、できる限りパフォーマンスを引き出すのだ」
「決して簡単ではないし、トラブルと無縁とは行かないだろう。しかし、僕らの心構えはできている」
McLaren-Honda MP4-30 Car Launch 2015 by TopNews Video ch