車両規格の違反から22日(土)のF1最終戦アブダビGP予選で失格となったレッドブル。この処分にチームはカンカンだ。
きっかけはテレビ中継で大写しにされたコーナリングの再生映像だった。フロントウィングが上下に激しくたわんでいる様子がはっきりと捉えられていたのだ。
ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌の報道によると、予選後にFIAの車両検査担当が上位チームをすべて点検、レッドブルだけが罰されたものだ。
チームは声明で次のように述べた。「フロントウィングのたわみテストでわれわれが名指しされたのは心外だ。他チームも規則の解釈が似たり寄ったりなのは、明らかである」
「われわれは競技委員会の決定を受け入れ、グリッド最後尾からスタートする」
レッドブルの技術責任者で最後のお務めとしてアブダビGPにやってきた、エイドリアン・ニューイ。彼によると、今週末は「最新版」のウィングを使用している。
「はっきりいおう」と、イタリア『Autosprint(オートスプリント)』誌に語るニューイ。「他車を見てみたまえ、どれも同じ動きをしているから」