一週間前のF1第15戦日本GPでセバスチャン・ベッテルがレッドブル脱退を発表。「シリー・シーズン」と呼ばれるドライバー移籍市場は一気に活気づいた。ただそれ以降、2015年の上位チームがどんな陣容になるのか明らかになっていない。
ベッテルについてはマクラーレン行きのうわさもあるが、F1パドックの情報筋はフェラーリ移籍で間違いないとたいこ判を押す。
もしそれが本当なら、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)はどこへ行くのか。こちらの方はベッテルより予想が困難だ。
もちろん、舞台裏ではさまざまな動きがみられる。ルイス・ハミルトンがメルセデスAMGを離れるとの最新のうわさも、そこからあぶり出されたものだ。
スペイン『Marca(マルカ)』によると、同国の大手通信会社モビスターがアロンソと提携、来季所属チームの支援を決定したという。
「現在マクラーレンと交渉している」と、『Marca(マルカ)』はいう。
「それにブラックベリー(カナダ)との交渉も展開中だ。彼らはもっかメルセデスAMGのスポンサーで、シナジーは十分。(モビスターは)回線、(ブラックベリーは)携帯電話というわけだ」
メルセデスAMGの2015年シートが不可能なら、アロンソにはふたつの選択肢がある。別のチームと単年契約を交わすか、一年休むのだ。
しかし、ロンドンの『Times(タイムズ)』紙は次のように指摘する。「マクラーレンは単なる腰掛けになりたくないはずだ」
交渉中なら、待たされるのも仕方のないところか。
「彼(アロンソ)にとって道はふたつだよ。マクラーレンに行くか、一年F1を離れ、カムバックするかだ」と話すのは、ロータスのロマン・グロージャンだ。彼自身の将来も不透明である。
2009年のF1世界王者ジェンソン・バトン(マクラーレン)も待ちの姿勢だ。
彼はソチで次のように語った。「今までの実績にも関わらず、この状況だからね。僕の家族は理解にすごく苦しんでいる」
フェラーリも今後の計画を立てられずにいる。ハミルトンとフェラーリの関係もうわさされているぐらいだ。
「いや、それは事実じゃない」と、ハミルトンはソチでドイツ『Bild(ビルト)』紙に語った。
いっぽうチーム代表のマルコ・マティアッチは10日(金)、次のようにコメントした。「最新情報もニュースも発表も、特にないね」
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